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IT小僧の時事放談

「ウィリアムズ F1 (Williams F1)」 低迷の理由 Excelでパーツ管理をしていたことが報じられる

2024年4月8日

Microsoft Excel このツールはビジネスの現場においてなくてはならないモノです。
しかし、ツールには、適材適所というものがあって なんでもExcelで解決しようとするのは間違いということを認識してほしい。

今回のお話は、
「ウィリアムズF1」(Williams F1)低迷の理由 Excelでパーツ管理をしていたため?
と題して 適材適所を考えないとコストどころか効率も悪化するというお話です。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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低迷が十数年続くF1チーム「ウィリアムズF1」はパーツ管理をExcelで行っていた

Gigazineより

1970年に誕生したF1チームの「ウィリアムズF1」は、2019年時点でドライバーズタイトル7回、コンストラクターズタイトル9回を獲得する名門チームです。しかし、2000年以降その成績は伸び悩み始め、2023年にはコンストラクターズポイントが全10チーム中7位にとどまっています。そんなウィリアムズF1の低迷理由について、海外メディアのThe Raceが「Microsoft Excelを用いたパーツ管理」と指摘しています。

The shocking details behind an F1 team's painful revolution - The Race
https://www.the-race.com/formula-1/shocking-details-behind-painful-williams-f1-revolution/

How a Microsoft Excel Spreadsheet From Hell Slowed Williams' F1 Cars For Years
https://www.thedrive.com/news/how-a-microsoft-excel-spreadsheet-from-hell-slowed-williams-f1-cars-for-years

2023年にウィリアムズF1のチーム代表に就任したエンジニアのジェームス・ボウルズ氏は、「ウィリアムズF1の内部プロセスはひどいことになっています」と語っています。

The Raceによると、チームのマシン製造プロセス全体が非常に非効率的とのこと。また、たとえマシン設計が適切なスケジュールで実施されても部品管理体制がまとまっていないため実際のマシンを組み立てることができないと指摘されています。実際に2024年のウィリアムズF1では、プレシーズンテスト実施3週間前の2月21日になっても、走行させるためのマシンが一切完成していなかったそうです。

ウィリアムズF1でのずさんなマシン製造プロセスの要因として、海外メディアのThe Driveは「ウィリアムズF1がパーツの在庫をMicrosoft Excelのスプレッドシート上で管理していた」と指摘しました。

ボウルズ氏とウィリアムズF1のテクニカルディレクターのパット・フライ氏は「ウィリアムズF1は、マシンの製造に使用される約2万個のパーツをスプレッドシートで管理していた」「2024年型マシンの初期段階を含め、何年も前からこのようなスプレッドシートに頼ってきた」と述べています。

プロジェクトの規模によってはスプレッドシートでの管理が適切な場合もありますが、年間数百億円単位の経費がかかるF1で用いるのは相当挑戦的といえます。実際にウィリアムズF1では、スプレッドシート内にパーツのコストや製造にかかった時間、部品の数や保管場所を追跡するためのリソースが含まれていなかったがために、マシンの開発スタッフが文書化されていないパーツを探し回った結果、貴重な時間を浪費してしまっていたそうです。

続きはこちらから👇

低迷が十数年続くF1チーム「ウィリアムズF1」はパーツ管理をExcelで行っていた
https://gigazine.net/news/20240407-williams-f1-cars-excel/
2024年04月07日

「パーツの在庫をMicrosoft Excelのスプレッドシート上で管理していた」
すべては、この言葉に表れています。

約2万個のパーツ数をExcelで管理

F1マシンは約2万個のパーツで構成されていて、それぞれのパーツ開発にはCAD(コンピューター支援設計)が用いられ、製造はCAM(コンピューター支援製造)もしくは手作業のオーダーメイドとなっている。 F1マシン設計において避けては通れないのが、テクニカルレギュレーションである。

約2万個ぐらい たいしたことがないと思う人がいると思いますが、仕入れ、コスト、在庫、価格、文番号など数百人がこのデータを共有していることを考えてほしい。

そしてもっとも問題なことは、このExcelのシートに保管場所や部品の数が記載されていなかったことである。

高価なパーツの一覧表がExcelのシートで管理されているとしたら、年間 数百億いじょうとも言われるF1の世界であまりにも杜撰と言っていいでしょう。

まとめ

テクノロジーの最先端を進んでいると思われているF1の世界でデータベースの導入をしていないということはかなり驚きました。
一般企業でも今どき在庫管理をExcelでやっているところは少ないだろう。

「約2万個のパーツ数をExcelで管理」しているから 成績が悪い とは言い切れませんが、効率化を考えれば このあたりを改善すべきだろうね

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