個人情報は、インターネットやスマートフォンの登場によって「価値のある商品」となった。
いち早く気がついたのが、GoogleやFacebook、個人情報を合法的に収集しお金に変えてゆく。
頭のいい人たちが、いたものです。
2016年、世界中で販売されている膨⼤なiPhone の個⼈データの開⽰をめぐって、⽶国政府はアップルとの対⽴を深めた。
スマホはヒトの「情報臓器」なので、秘密も膨⼤だ。
米国の諜報機関がアップルの保有する個人データを安全保障上の理由から欲しがるのは、そのデータによってほぼ完璧な監視体制が実現できるからだ。
引用:WIRED
今回の「IT小僧の時事放談」は「情報臓器」と題して個人情報について考えてみよう。
目次
「契約条件」読んでますか?
何か新しいサービスを行うとき、例えば「Facebook」や「Instagram」または、アプリをインストールするときって
「契約条件」が表示されます。
例外なく細かい字ですよね。
これは、ネットの世界だけではなく、保険の契約やFXの契約などの金融サービスも細かい字が多いですね。
「契約条件をすべて読んで同意している人はどれだけいるのか?」
自分は、全部読まないです。
あの「契約条件」は、サービスをする側を守るものであって使う人を守るものではありません。
使うたびにお金が生まれる仕組み
スマートフォンを使うごとに「お金を企業に渡している」ことを自覚する人は少ないと思います。
「無料」でつかえるという触れ込みですが、「世の中にタダで使えるものはありません」
貴方の情報が代金となります。
FacebookとかLinkedInとか、詳細な個人情報を自分から書き込んでいるので「個人情報を金にする企業」にとってこんな楽なことはありません。
膨大な個人情報から、個人の嗜好を調べ、広告を展開することができます。
それは、どのサイトに行っても追跡されますので、同じような広告が出てきます。
旅に出かけて写真を取りSNSにアップするとそれにあわせた広告が展開されます。
これは、SNSが、あなたの情報を把握しているということになりあmす。
いい、悪いを言っているわけではないですよ。
それと引き換えに
「地図を使えてリ」
「これから雨が振りそうだなんて予報」だったり
「お店の情報」
「世界中のニュース」
「恋人を探したり」
「趣味の友人を探したり」
「就職活動をしたり」
「ホテルを探したり」
「ものを購入」
「お金の取引」
数えられないほどの便利なサービスを受けています。
プライバシー
著作権とかプライバシーとか、つい数百年前の日本ではあまり重要ではありませんでした。
長屋の生活は、あるいみSNSと同じように情報が筒抜け状態でした。
それでも気にせず生活できたのは、なんだったのでしょうか?
そのほうが便利だから・・・
SNSから受けるサービスのようなものかも知れません。
以前に自分が書いた記事で
GDPRの制裁発動は、2018年5月25日
というのがあります。
「ヨーロッパ市民に関する個人情報を扱う世界中のすべての企業」に対して「巨額な制裁金と行政罰」を課する制度が実施
という内容ですが、これは、プライバシーに対して「真っ正直に答えた」ものになります。
これによって失われるものも多く、問題になっているようです。
最終的には、遺伝子情報も・・・
スマートウォッチで心拍数や血圧を測ります。
これは、自分の身体の情報までも提供していることになります。
指紋や顔でセキュリティを解除する。
身体的なことを提供するすることになります。
いくら、約款で個人情報を特定しないといいつつ、デジタル化された情報は、「やろうと思えば個人特定できる」わけです。
趣味や嗜好、住所だけではなく、身体的な情報を与え始めているので、そのうち血糖値や遺伝子情報までも提供することになりそうです。
■まとめ
WIREDで自分が普段から考えていることがコラムになっていました。
この記事は、「ネット社会に生きる個人情報」ってなんだろう
と考え直すキッカケとになりました。
そして今、この問題を題材にした映画が上映されています。
ザ・サークル
http://gaga.ne.jp/circle/
EUが、個人情報に対して問題提起をして実行に移すのが「2018年5月25日」
この日から個人情報がどのように扱われるのか注目したいと思っています。
なぜプライヴァシーは「蒐集」されるのか?
参考記事:WIRED
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スマートフォンは「情報臓器」
凄い例えですが、そのとおりだと思います。
ならば、取られるばかりではなく、自分の内蔵(個人情報)を有効に使いましょう。