携帯電話料金を下げろと2年前から菅首相の鶴の一声で始まった
総務省による携帯電話会社への圧力? 失礼 改悪でした。
昨年の法改正でスマートフォンの価格は実質値上げ
iPhoneもかつては、1円で入手できたことなど遠い夢物語
今回のIT小僧のブラック時事放談は
eSIMで携帯電話値下げだって 総務省さん ご冗談もほどほどに
と題して、eSIMで携帯電話値下げをしようとしている総務省の愚策について考えてみよう。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
キャリアメールも引き継ぎ
このブログを書いた翌日にこんなニュースが出てきた。
携帯電話の利用者が、付与されたメールアドレスを電話会社の乗り換え後もそのまま使えるよう、総務省が大手各社に要請する方針であることが21日分かった。契約先を変更するハードルを下げることで競争を活性化させ、料金の引き下げにつなげる狙い。同省は競争促進に向けた政策を取りまとめており、来週にも発表する見通しだ。
NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクでは、電話番号は乗り換え時に持ち運べるが、割り当てられたメールアドレスは使えなくなるため、契約先の変更をためらう要因の一つと指摘されている。
総務省は、乗り換え先でも変更せずに使えるようにするなどの対応を促
https://news.yahoo.co.jp/articles/574c361e5203a374af2b77c2885a127757a1d1b0https://news.yahoo.co.jp/articles/574c361e5203a374af2b77c2885a127757a1d1b0
総務省さん はっきり言います。
そこまでして、契約先を乗り換える需要はない
乗り換えしたいんだったら、とっくに乗り換えてる。
どう考えても楽○モバイルの支援としか思えないけど
その楽○で対応するかどうかは、未発表
そもそも、料金がほぼ横並びの大手携帯電話会社で乗り換えする理由も減っている。
契約先を乗り換えることで料金が、下がるとも思っているのだろうか?
ならば、総務省が禁止した
「乗り換え報奨金」を復活させたほうが効果があるのです。
総務省
まずは、ニュースから
総務省 携帯電話値下げに向けて「eSIM」普及へ
携帯電話料金の値下げに向けて総務省は、会社を乗り換える際にカードの差し替えが不要な「eSIM」と呼ばれる機能の普及を進めていくことになりました。乗り換えを手軽に行えるようにして競争を促すねらいで、近くまとめる政策に盛り込む方針です。
携帯電話料金の値下げに向けて、武田総務大臣は事業者間の競争を促すための政策を取りまとめる方針を明らかにしています。
関係者によりますと、総務省はこの中で、「eSIM」の推進を盛り込む方針を固めました。
2020年10月21日 4時31分
総務省は、eSIMという現在のSIMカードに変わって 物理的なものではなく ネットで手続きできる eSIMを全面的に推し進めようとしています。
eSIM
まずは、eSIMについて 簡単におさらいです。
eSIM(イーシム)は、通常の物理的なSIMのようにスマホに挿入する必要がなく、ウェブサイトから契約する事で、すぐにその場で使えるようになるデジタル的なSIMになります。
eSIMが使える端末は、現在ご契約のキャリアと併用する事ができるので、電話とネットで通信会社を分けたり、通信料や通信状況などによって切り替えて使う事ができます。
現在、スマートフォンの殆どは、物理SIMというものを差し替えることで機種変を簡単にすることができます。
iPhoneにも入っていますが、購入した時に虫ピンのようなものが導入されています。
携帯電話ショップでしか、機種変とかしたことのない人は、見たこともないと思いますが、こんな小さなカードがスマートフォンの中に入っています。
※ブラック時事放談の人には、釈迦に説法ですから、このあたりでやめておきます。
総務省は、このSIMカードの入れ替えがネックになっていて携帯電話会社の乗り換えが進まないという考えを持っているようです。
結論を言おう
はっきり言って 無能の極みです。
馬鹿な理由はこれから説明します。
そもそもの話
そもそも、携帯電話会社を乗り換えるって
そんなに頻繁にするものでしょうか?
電話番号は、そのまま 持っていけますが、キャリアのメールは全滅です。
もっともキャリアメールの使い勝手はあまりよくないので、これから減ってゆくことでしょう。
携帯電話会社を乗り換える意味があるの?
携帯電話会社を乗り換える理由ってなんでしょうか?
自宅で繋がりにくい
→今は、ほどんないだろう(楽×モバイルを除く)
料金が高い
→賢い人は、格安SIMに移っているので大手携帯電話会社から離れている。
家族割があるので簡単に切り替えできない
→家族割があるので結構お得になっているはず
今の携帯電話会社では、ほしい スマートフォンがない
→iPhoneもAndroidも携帯電話から購入することはオススメしません。
iPhoneをAppleStoteで購入してSIMカードを入れ替えれば完了です。
※auは、5G対応のスマートフォンは、5G契約という「クソ高い契約」をしなければならないというふざけたことをやっていますが。。。
そもそも、携帯電話会社で購入するスマートフォンは、iPhoneを除いて、購入してはいけません。
なぜなら、削除できない、使えないアプリがてんこ盛りで これらが、無駄なメモリーや これらのためにバージョンアップがなかなかやってこない。
などなんのメリットもありません。
つまりiPhoneを除いて携帯電話会社で購入するメリットはなにもありません。
以前ならば、携帯電話会社のバーゲンセールで大幅値下げということもあったのですが、昨年の法律改正(改悪)で携帯電話の割引が、最大2万円しかできなくなりました。
これって 消費者にとって なんのメリットもありません。
eSIMにすれば 携帯電話会社を変えやすいって
御冗談でしょう
SIMカードという「物理的でわかりやすい切り替え」すらできないほとが
ネットでeSIMを申し込んで切り替えなどできるわけがない
SIMカードすら見たことのない人が、eSIMで自宅で切り替えることなど無理な場合、結局、店舗でやってもらうしかないわけで、
それって SIMカードの入れ替えと何が違うの・・・
SIMカードのほうが、手持ちのスマートフォンの切り替えが百倍も簡単である。
そもそも eSIMが使えるスマートフォンってiPhoneとほか少しに限られているのです。
しかも中低価格帯のスマートフォンには、eSIMなど搭載されていません。
料金を安くしたい人が、eSIMをつかうために高価格なスマートフォンを購入すると思っているのでしょうか?
総務省はSIMカードの煩雑な手続きが乗り換えが進まない理由の一つになっているとして、「eSIM」を普及させることで乗り換えを手軽に行えるようにして競争を促し、料金の引き下げにつなげたい考えです。
ネットを使って設定する eSIMのほうが、遥かにハードルが高いとおもわないのでしょうか?
eSIMの便利なところ
eSIMは、物理SIMとセットで 電話は、eSIM側、SIMカードは、データ用などというような2枚をセットして使うとか、海外に出かけた時に簡単に切り替えできるなどというメリットがあります。
そもそも2枚のSIMを使いこなすというような人は、とっくに最適な携帯電話会社を選んでるし 自分で切り替えができる人がほとんどなので 今回、eSIMが使える携帯電話会社が増えることは、便利になるだろう。
それ以外の人にとっては、あまりメリットを感じられない。
そういえば、楽×モバイルが、eSIMのサービスをはじめました。
総務省は、昨年の法改正で 楽×モバイルの価格破壊を期待して、大手携帯電話会社にプレッシャーをかけて値下げさせようとしたわけですが、ご存知のように楽×モバイルは、5Gどころか、4Gも繋がらないところが多いわけで、失速しています。
今は、無料ということでもてはやされていますが、有料になった時、どれだけのひとが解約するかわかりません。
まとめ
eSIMを広げて携帯電話料金を下げさせようという試みは、どうでしょうか?
携帯電話料金が高いと感じている人ならば、すでに格安SIM(MVNO)を契約しているし、Y!モバイルやUQモバイルのような サブブランドを賢く使っているはずです。
高い高いと文句を言っているひとは、携帯電話料金を安くするほうほうなどいくらでもあるのです。
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今後予想されること
これまでブログで書いてきたのですが、総務省のお役人より、携帯電話会社のみなさんのほうが、はるかに賢いのでノラリクラリとかわし続けるでしょう。
そして
「eSIMキャンペーンで高価なスマートフォンを買わせようとキャンペーン」
となるでしょう。
eSIMならば、IIJmioもはじめたので検討するのもよいと思います。
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