2025年8月5日から、Android 8.0(Oreo)および9.0(Pie)搭載端末では、Google Chromeのセキュリティアップデートが一切受け取れなくなります。
この変更は、約3億台ものAndroidユーザーに影響します。特にビジネス・企業で旧型スマホを活用している方は早急な対応が必要です。
目次
🔒 なぜ今、Chromeのサポート停止が問題なのか?
- Chrome 139(2025年8月5日リリース予定)からは、Android 10.0以降が必須に :
- Chrome 138がAndroid 8/9デバイスの最終対応バージョンとなる
- Android 8/9端末は今後アップデート不能なため脆弱性の穴に
📊 対象端末はどれくらい?影響は?
最新の統計では、Android 8.0は約4%、9.0は約6%のデバイスで使用されており、全体で約10%に相当 つまり、約3億台の端末が対象になります。
被害リスク:セキュリティホールの放置は命取り!
Chromeの旧バージョンには、既知の脆弱性(例:CVE‑2025‑4664のゼロデイ脆弱性など)が存在し、悪意ある攻撃者が不正アクセスを試みる可能性が指摘されています。
セキュリティ更新なしでの利用は、個人情報や業務データ流出のリスク増大に直結します。
あなたの端末は大丈夫?今すぐ確認すべきこと
- 「設定」→「デバイス情報」または「ソフトウェア情報」を開く
- 「Androidバージョン」「セキュリティアップデートレベル」を確認
- Android 10.0以上ならChrome更新継続可能
- ただし、メーカー提供OSアップデートがない場合は端末交換が必要
メーカー別サポート情報は、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンク・楽天モバイルなど公式サイトで確認が必要
・NTTドコモ「取扱説明書ダウンロード」
・NTTドコモ「Androidアップデート」
・KDDI(au)「スマートフォンの製品別サポート情報(設定・マニュアル)」
・KDDI(au)「製品アップデート情報一覧」
・ソフトバンク「スマートフォン オンラインマニュアル」
・ソフトバンク「スマートフォンのソフトウェアを最新のバージョンにする」
・楽天モバイル「設定・操作・故障(Android)に関するサポート」
・楽天モバイル「ソフトウェアアップデート」
危険回避のために今すべき3つのアクション
- 可能であればOSをAndroid 10.0以降にアップデート
- アップデート不可な場合は端末を買い替え、新しいOS搭載デバイスへ移行
- 別の安全なブラウザ(Firefox、Edgeなど)への切り替えも検討
企業・組織での対応チェックリスト
- Android 8/9端末を業務利用しているか確認
- セキュリティ方針に基づき端末交換や代替手段を準備
- 社員に「Chrome使い続けると感染リスクあり」と啓発徹底
- 社内管理端末なら管理者がOS・ブラウザバージョンを確認して最新版に更新
You’re not alone:解決に向けたヒント
ほとんどの最新スマホやタブレットは、出荷時にAndroid 10以上を搭載しています。Android 16も2025年6月に登場し、Material 3 Expressiveなど次世代UIに対応しています。
今が端末更新の好機です。
まとめ:セキュリティを守るには行動あるのみ
Android 8.0や9.0上のChromeを使い続けるのは、「鎧を着ずに戦場に出る」ようなものです。
企業・個人ともに、今すぐデバイスのOSとChromeの対応状況を確認し、安全なブラウジング環境を維持しましょう。最新のセキュリティを確保するのは、あなた自身のデータと安心のためです。