Spectre/Meltdown 問題
なぜか？日本のマスコミは、沈黙を守っているようなのですが、かなり大きな問題になりそうですよ。
IntelのCEO(最高経営責任者)Brian Krzanichは、2017年11月に大量の株式を売っていました。
売却株式：24万5743株
売却利益：約1100万ドルオーバー
※INTEL1株 44.0＄換算
日本円で 12億円オーバー
※1＄￥112換算
今回の「IT小僧の時事放談」では、昨日アップしたブログとは、違って生々しいお話です。
題して「見つかる前に売っちゃおうっと Spectre/Meltdown問題」として考えてみよう。
目次
CPU問題発覚
Spectre/Meltdown問題の時系列として
2017年06月
・Googleが関係者へSpectreに関連する情報を報告。
2017年07月
・Googleが関係者へMeltdownに関連する情報を報告。
2017年12月
・Appleが脆弱性（Meltdown）に対応
2018年01月
・Google Project Zeroが脆弱性の詳細情報を公開。
・IntelがCPUバグの存在を正式に認め、脆弱性に対する見解を発表。
・MicrosoftやAmazonが脆弱性の対応方針を発表。
昨年の6月には、問題提起されていたわけです。
ここからは、私の妄想ですよ（笑）
そこからIntelは、検証作業に入って
11月に株式売却・・・
フムフム どっかでこんな話を聞いたことがありますね。
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持株と売却株
2017年11月までの持株
495,743株
2017年11月の売却株
245,743株
CEOとしての最小持株が決まっているそうです。
その規定されている株数
250,000株
む？
250000 = 495743 - 245743
売れるだけ売却したと言われても仕方がないですね。
わかりやすいおっさんだな！！
おっとこれも個人的な妄想ですよ！・・・
Intelだけじゃないぞ
問題が発覚したのが、2018年1月3日
この日にIntelが問題ありを公式に認めたのですが、
2017年12月06日
・Apple 脆弱性（Meltdown）対応版macOS High Sierra 10.13.2を公開
2018年01月03日
・Microsoft,Amazone脆弱性の対応方針を発表。
2018年01月04日
・Microsoft,Amazone 脆弱性の対応が月例のセキュリティ更新プログラムを公開
・Amazone/Microsoft クラウドの対応
仕事早いわ みなさん
まるで、このことが起こるのを事前に知っていたかのような対応スピード
Appleさんは、親切にも問題が発覚する前から対応してくれていたらしい。
なんというIT村の連係プレー！
失礼、これも自分の妄想ですよ！
妄想！
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知らないのは、ユーザーのみ
株式をチェックしている人は、2017年11月のIntel大量株式売却で「何かあるぞ！」と予想していたはずです。
そんなことを知らない、われわれユーザーは、発表まで何も知らされず、もしかしたらすでに情報を抜き取られていたかも知れません。
まとめ
事前に問題がわかった場合、検証→準備をして発覚して対応という手順はよくあることです。
ここを責めているわけでは、ありません。
今回の問題は、「iPhoneのバッテリー問題」などとは、比べ物にならないぐらい影響が大きいはずです。
それなのに、日本のIT関連のジャーナリストは、なぜ沈黙を保っているのでしょうか？
海外のニュースを翻訳して流すだけでよいのですか？
さらに言えば、専門家よりブロガーさんの情報がわかりやすいのはなぜでしょうか？
そしてお役所（特に総務省）は、この問題に対しての見解と対応を出さないのでしょうか？
まぁ 相変わらず SSL化していないページを平気で運営しているぐらいですから
無理でしょうけど・・・
IT立国など程遠い と改めて感じる事件です。
Intel CEO 株式売買のお話
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-09/P29QX86JTSE801
ここには、この問題と戦った人々のことが書かれています。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-01-08/-it-can-t-be-true-inside-the-semiconductor-industry-s-meltdown
記事元が、Bloombergということが興味深い。
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