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IT小僧の時事放談

AQUOSに負けたXperia

2017年12月21日


iPhoneを除いた日本市場でSONYのXperiaは、売上1位を守ってきました。

2017年第3四半期(7月~10月)におけるAndroid OS搭載スマートフォンの国内販売台数シェアでSHARPのAQUOSに負けました。
BCN調べ

ついにXperiaは、国内でも見放されてきたか?
今回の「IT小僧の時事放談」では、「AQUOSに負けたXperia」と題して、スマートフォン業界で負け続けるXperiaについて考えてみよう。

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買われたSHARP

ご存知のようにシャープ株式会社は、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収となりました。
ブランドは、そのまま残ったため、「プラズマクラスター」も「AQUOS」もそのまま販売が続いています。
「目の付け所がシャープ」というキャッチフレーズでヒット作を生み出してきたシャープは、液晶に絞って資金を注ぎ込み、結局それが、経営悪化を招き、身売りとなったわけです。
「プラズマクラスター」や「AQUOS」というスマッシュヒットを大事にしていけば、こんなことにならなかったという話もありますが、結果論なので今となっては、わかりません。

ちょうどよい感のスマートフォン

経営的に負担となった液晶技術ですが、AQUOSブランドのスマートフォンで輝きを保っています。
IGZOと呼ばれるディスプレイが搭載されているスマートフォンAQUOS senseシリーズは、低電力&美しいディスプレイ、iPhoneやXperiaのような5万円以上するハイスペックではなく、真ん中あたりの性能で普段使いにちょうどよい感をだしているところが売れている要因かと思います。

この「ちょうどよい感」というのが難しく、安かろう悪かろうでは売れないし、お得感の演出が大事です。
そしてAQUOS sense2は、この「ちょうどよい感」のスマートフォンだと思います。

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2019年3月18日現在、SIMフリーでHuawei P20 liteを抜いて1位になりました。

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Xperiaの問題

Xperiaの問題は、

「大してかわらないのに製品出し過ぎ」

です。
年に3つ以上新製品を出すとは、異常だと気が付かないのでしょうか?
代わり映えしないデザイン、性能は、アップしているかもしれませんが見た目が変わらないのでは、買い替えはないでしょう。
「野暮ったい 太額ディスプレイ」で2年近く製品を引っ張るのは無理があります。

また、Xperia xz premiumのカメラの歪み現象で「仕様だから」とかいう話が技術者から漏れ伝わってきたりするとそれってどうなの? って思います。

高性能なレンズなので歪みは起きます。それは、広角レンズの特性上あります。
スマートフォンを使うユーザーは、簡単に綺麗に取れればよいので歪んでいる写真をレンズの特性などと思いません。
さらに高価なスマートフォンであるにもかかわらず手ぶれ補正がないままです。
これも明るいレンズでシャッタースピードを上げることに注力とか話が出てきましたが、
スマートフォンのカメラを使うユーザーは、そんなことどうでもいいんです。
見た目がきれいで景色がきれいに撮れて、人が美しく撮れる、そして料理が美味しそうに撮れればよいのです。
スマートフォンに一眼レフ並みの性能は、必要ありません。

この点、iPhoneは、簡単に美しい写真が撮影できます。
例え、ソフトウェアで修正していようとも一般ユーザーからすればそれが正解なのです。

スーパースロー撮影とか凄い技術かもしれないけど
「そんなに使うか?この機能」

もし、Xperiaが、生き残るとしたら極端に振り切るのも良いかも知れません。

技適を取得していないけど、やるなら、ここまでやってほしい。

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Huaweiの足音が聞こえてきた。

AQUOSシリーズ 19.1%
Xperia 17.9%
Huawei 15.8%

Huaweiが売れています。
Huawei P10 lite がついにiPhoneを抜きました。
SIM FREE分野でこのHuawei P10 liteが売れています。
そして、後継機の P20そして P20 liteも絶好調
格安SIMとセット販売が好調なようです。

高価格なスマートフォンの時代は終わろうとしているのかもしれません。
お手頃価格で普通に使えるものがヒットする時代になってきたと思います。

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まとめ

2~3万円台のスマートフォンでも日常で使うには十分過ぎるほどの性能を持ち始めました。
機能を追加してゆく時代は過ぎつつあります。

ここから先は、値段勝負となるかも知れません。
そうなったら残念ながら日本の製品では勝てません。

スマートフォン成熟時代に突入してきたようです。

音楽
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