IT小僧の時事放談

「空飛ぶクルマ」SkyDriveデモ飛行 もっとハッタリかましてください

誰が科学を殺すのか 科学技術立国「崩壊」の衝撃

SkyDriveと聞いてMicrosoftのクラウドサービスを思い出した人

多いと思います。

今回のIT小僧の時事放談
「空飛ぶクルマ」SkyDriveデモ飛行 もっとハッタリかましてください
と題して、日本は、自動運転と電気自動車に全力を傾けないと日本最後の基幹産業が壊滅するぞ というお話です。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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空飛ぶクルマ

NHKのニュースをみていたら、「空飛ぶクルマ」という映像が流れてきた。

は? こんなもんなの?
ゆらゆらと浮上するスターウォーズの戦闘機をギュっと寸詰まりにしたようなものに人間が一人で操縦している。

スピードも遅く、ゆらゆらと飛行する

「時代遅れ」
「古臭い」
「ドローンに人載せただけだろ」

と感じてしまった。

まぁ試験機体だから、と思うけれど、もうちょっと 未来感を出すことができなかったのだろうか?

記事をみてみよう

トヨタ支援のSkyDriveが「空飛ぶクルマ」の公開飛行試験実施。飛行時間は4分ほど

8月28日、トヨタが出資する有人ドローン開発ベンチャーSkyDriveが、世界最小のVTOLを謳うSD-03の有人飛行試験を公開で行いました。場所は豊田市にあるトヨタテストフィールド。

SkyDriveは今年初め、2019年12月に初の有人テスト飛行を実施したと発表していました。その時の写真に写る機体はパイロットの身体がかなり露出しており、頭部の上にロールバーがある程度の簡易なもので見ていて危なっかしい感じがしましたが、今回のSD-03はいまだオープンコクピットながら整形されたボディパネルで覆われていて、見た目の安心感は段違いに進化しています。

Engadget

フライングカーの需要としては、都市部の常に道路が混雑しているようなところでのポイントツーポイントの個人輸送が考えられます。SkyDriveはこの「空飛ぶクルマ(正式名称は電動垂直離着陸型無操縦者航空機)」のプロジェクトを2023年度に事業化することを目標としています。
Engadget

日本政府が7月に方針として示した、2020年
度策定の成長戦略に基づく「成長戦略フォローアップ案」において、空飛ぶクルマの実現について2020年度中に機体及び運航の安全基準、操縦者の技能証明基準などの制度整備の検討に着手し、2023年を目標に地方で人員輸送のサービスを実現し、その後都市へと利用を拡大していく、との内容に一致します。
Engadget

2023年に運用と言っていますが。最低でも数人以上乗れなければ、遊園地のアトラクションレベルと言われても仕方がない。

SkyDrive

これを制作したのは、 SKYDRIVE というスタートアップ企業

SkyDriveは、次世代エアモビリティ「空飛ぶクルマ」や、重量の大きな物資を搬送できる物流用の「カーゴドローン」を開発するスタートアップ企業でトヨタをはじめ、自動車・航空業界などの複数企業の若手エンジニアら約100名が、プロボノ(Pro bono)で参画する有志団体「CARTIVATOR」(カーティベーター)のメンバーを中心に、2018年に設立
※プロボノ(Pro bono)
各分野の専門家が、職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家

ウィキペディア

その実験機のデモのお披露目とともに39億円の資金調達を実施した。

第三者割当増資の引受先となったのは、日本政策投資銀行、伊藤忠商事、ENEOSイノベーションパートナーズ、大林組、日本電気(NEC)、ベリサーブ、三井住友ファイナンス&リース、シリーズAに続く追加出資で伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、環境エネルギー投資、STRIVEの10社

これまでに調達した資金は、累計で59億円となった。

内閣府の成長戦略

「2023年に空飛ぶクルマの事業を開始」
ということが、発表されている。

SkyDriveは、今後このロードマップに沿って実用化を目指すことになる。
当初の目標は、2025年の大阪万博に向けてであろう。

政府や官公庁が絡んできているので不安でしかありません。
本当に最後までできるのであろうか?

赤字タレ流しのジャパンディスプレイ(JDI)
いつまでも飛ばない MRJ

のようになってしまわないのだろうか?

ライバルは、先に進んでいる

デモ飛行をみたのですが、海外では、すでに先を進んでいる。

米国は、2015年からテスト飛行を許可

米国航空局が空飛ぶ自動車のテスト飛行を認可。しかも自動飛行システム搭載

FAA(連邦航空局)が飛行機能付き自動車である「Terrafugia」のテストフライトを認可しました

BlackFly(ブラックフライ)

2018年3月に行われた初の有人飛行

最高時速100km/h、航続距離は40km

must watch

Lilium

垂直離陸できる二人乗り電動ジェット

他にもあるよ

YouTubeで「そらとぶ飛行機」で検索すると、すでに販売されているものや、テストフライトの動画がたくさん出てきます。

ハッタリかましてほしかった

これらのライバルと比べていかがですか?

そこで振り返ってみよう SkyDriveのテストフライトですが、ライバルたちと比べて明らかに数年遅れていませんか?

SkyDriveのホームページのオープニングでは、未来的動画が表示されている。

もう期待しかないでしょう。

このデザインの機体でデモしたとしたら

「すげぇ」
「やるなぁ」

IT小僧も納得のこのブログを書くことはなかったと思う。

でもこのでも動画のフラフラと飛行するイケてないデザインでは、あまりにも絶望的

やっていいよと許可すれば

試みは、面白いし、成功してほしいとは思いますが、日本の交通事情を考えるとかなり厳しい。
日本のお役所が、米国のFAA(連邦航空局)のように
「やっていいよ」と許可を出さない限り、実用化まで程遠いだろう。

それは、自動運転車も同じで 米国並みの行動試験が必要だと思う。

日本で今やるべきもの

今日本に残る世界で戦える産業は、自動車産業くらいになってしまいました。
その自動車産業も日産、三菱自動車は、事実上、ルノー傘下となってしまいました。

そして自動車業界は、急速に電気自動車と自動運転にシフトしています。

電気自動車は、これまでの自動車メーカーだけではなく、いろいろな分野から覇権争いがはじまるでしょう。
すでにTESLA(テスラ)が、先行しています。

これまでの自動車技術ではなく、IT技術が重要になります。

そしてもっと重要なのが、路上試験ができるように関係省庁が許可を出せるかどうかです。
慣例からするときびしいでしょうけど、今の日本にそんなことを言っている余裕はない。

近いうちに自動車産業で大変革が起きたとき、取り返しのない状態になるかも知れません。

ですから、いまやるべきことは、後追いのテクノロジーではなく、既存の産業を陳腐化させないことと研究者と技術者に対して国がカネを出すことだと思っている。

大統領選の行方

もし、米国で民主党の大統領が選出された場合、日本に対して厳しい環境問題を突きつけてくるでしょう。

そうなった場合、産業界は、大きなコストを強いられるわけで、新しい産業に望みがなくなります。

お叱り覚悟であ確かに環境は、大事ですが、環境は、技術進歩の遅れとカネにはならないことは、バブル後に環境に力を入れたことで米国と中国に遅れてしまったと個人的に思っている。

まとめ

かつて日本は、船舶、家電など様々な機械や精密機器をを日本で組み立てて輸出していました。
それが メイドインジャパン だったわけです。

現在では、中国や韓国など諸外国の部品メーカーとして成り立っていることが多い。
主産業が、減りつつある中で自動車産業は、雇用も含めて残された数少ない主産業のひとつです。

その自動車産業も来たるべき電気自動車と自動運転で勝ち残らないと後がありません。

SkyDriveをもう一度見てみよう
ドローンに人が乗っているだけではないでしょうか?
そもそも これって クルマですか?

残念ながらこれが、今の日本の限界なのです。
部品が優秀でもそれを組み合わせるテクノロジーが決定的に失われているのです。

インバウンドに期待する国にならないように思い切った規制緩和を実施してほしいと思います。

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