IT小僧のブラック時事放談

仁義なき携帯電話業界 docomo vs 楽天モバイル

図解入門業界研究 最新通信業界の動向とカラクリがよくわかる本[第4版]

楽天モバイルが携帯電話事業として4月からオープンすることが発表されました。

現在、楽天モバイルは、MVNOとして最大のユーザーを抱えている。
そしてその多くが、docomoの間借り回線を借りている状況です。

今回のIT小僧のブラック時事放談は、
仁義なき携帯電話業界 docomo vs 楽天モバイル
と題して、楽天モバイルがなぜ au回線を借りて運用するようになったかについてブログにまとめました。

なお、この物語は、フィクション(妄想)が多数紛れていますのでご注意ください。

最後まで読んでいただければ幸いです。

スポンサーリンク

楽天モバイルスタート

冒頭に述べたように楽天モバイルが、現在のMVNO(格安SIM)から携帯電話会社(MNO)として4月からオープンします。
300万人対して1年間無料という 実質試験運用を1年間延長したような形にしろ一ヶ月の通信料金が、2980円で使い放題という格安SIM並の料金となる。

もっとも、現在の接続エリアは、東京、名古屋、大阪、神戸の一部ぐらいしか
「使い放題の恩恵を受けることができない」

それ以外の地域や地下鉄では、au回線のローミングという形で運用する。

これを是とするか非とするかは、使う人の環境に大きく影響されるので、主回線としては、様子見をオススメする。

楽天モバイルは、格安SIMのなかでは、コストパフォーマンスが優れているので申し込み停止になる4月までに申し込んで停止になるまで使うという方法もあります。

格安SIMに回線を貸している

格安SIM(MVNO)の多くは、docomo,au,SoftBankから回線を借りてそれを又貸しするような形で営業しています。
そのなかでも回線を一番多く貸しているのが、docomoになります。

なにより、docomoは、他2社よりも繋がる場所が多い。

回線数も多いし、SIMフリーと呼ばれるスマートフォンで安心して接続できるのもdocomoである場合が多い。

一方、auは、少しマイナーな仕様なのでSIMフリーの端末にSIMカードを入れても繋がらないことが多い。

SoftBankもメジャーな回線なのでSIMフリー端末でも繋がりますが、SoftBankは、そもそも格安SIMの会社にあまり回線を貸していない。
自社のサブブランド Y!mobileがあるので 他所に貸す必要もなさそうである。

格安SIMの会社でdocomoの回線が多いのは、このあたりに理由があると思われます。

docomoの憂鬱

2017年秋ごろ、ソフトバンクにおける「Y!mobile」のようなサブブランドを持たないドコモは、MVNO(仮想移動体通信事業者)として同社回線を活用する楽天との協業を検討をはじめました。

「KDDIやソフトバンクに顧客を奪われるよりは、楽天モバイルと手を組んだほうがよい」

と判断をしたと考えられる。

当時、docomoは「dポイント」を開始した直後で、楽天のECの力を借りて広げることを考えていたらしい。
楽天経済圏とよばれる営業力と楽天ポイント相互乗り入れや使用できる店舗拡充を目指していたと推測される。

ところが、楽天は、携帯電話事業を開始すると発表

これにdocomoが、怒らないわけはない。

「おいおい! 話がちがうじゃないか?」
「商売敵なるつもりか・・・」

と怒ったかどうかは定かではないが、楽天は、政府のバックアップをうけて携帯電話事業を進めた。

楽天モバイルの技術は、フュージョングループありきだった

楽天が、携帯電話事業に進んだのは、2009年にフュージョングループを吸収したことから始まったと考えられます。

フュージョングループのインターネット接続サービス事業、固定通信事業(マイライン)、IP電話などのインフラ技術がなければ携帯電話事業は自力で始めることは不可能だったでしょう。

その証拠に楽天モバイルのRakuten電話というアプリは、楽天自前の音声ネットワークを利用しています。

楽天自前の音声ネットワークは、電話をヵける時に 0037-68-XXX-XXXX-XXXX と電話番号の前に0037-66を付け加えて発信しています。

この0037-68は、プレフィックス方式と呼んでいて、頭の0037は、事業者識別番号でこの番号は、総務省から払い出されています。

そして、この0037は、楽天が買収したフュージョンがもともと持っていた番号で、楽天自前の音声ネットワークもフュージョンが構築したものです。

アプリを使って発信することで使い放題というのは、アプリが0037-68をつけるためです。

ですから、アプリを使わなくても 0037-68 を頭につけて発信すれば、アプリをつかうことと同じになるはずです。

政府と官庁の思惑

2018年の夏
菅官房長官は、

「携帯電話料金は、4割安くなる可能性 云々カンヌン」

をコメントし、総務省がその発言をうけて、楽天支援のために docomo、au、SoftBankに対して規制をかけていった。

それが、2019年9月に施行された「改正電波法」である。

政府は、「消費税増税の非難をかわすことを目的」に 「携帯電話料金の値下げ」の策として「楽天を利用」したと思われる。

楽天が、携帯電話事業に参入し「破壊的な料金」を開始してdocomo、au、SoftBankにプレッシャーをかけることが目的であると想像できる。

しかし、この思惑は、楽天モバイルの2019年10月のオープンが事実上不可能となり、無料サポータープログラムなるものでお茶を濁した。

政府とお役所は、メンツを津bされた格好になり、そのせいかどうかは、ここではっきりとは言えませんが

楽天モバイルは、総務省から「行政指導3回」、挙句の果てには、楽天本体に対して「独占禁止法をちらつかせて」送料無料を取り下げさせた。
(新型コロナウィルスの影響と楽天側は言っているけど、それは、違う、政府の圧力に負けたと考えるべきだろう)

au

楽天モバイルのスタートが、局所的になるのは、基地局設置で何年もかかることによるもので、全国展開などできない。
ここに助け舟を出したのが、au(KDDI)

「全国展開するまでは、うちの回線をお貸ししましょう」
というわけで、au回線がローミングとして選ばれたと思われます。

ここで auは、楽天モバイルの生命線を握ったも同然、回線貸し出しがなければ、基地局を全国展開するまで、一部のところしか使えない。

地下鉄もダメ、屋内もダメとなると

「そんな繋がらない携帯電話など だれもつかわない」

au回線がなければ、事業として成立しないわけです。

「回線を貸すけど、うちもPayやるよ!」
「それは、競合するから・・・」
「じゃ auPayは、遅らせるので回線費用は、定価で・・・」

というくだりがあったかどうかはわかりませんが、
楽天モバイルの auローミングの料金が、2Gを超えたら1G 500円という数字は、au回線の貸し料金だと推測

docomo、au(KDDI)、SoftBankの3社は、携帯電話事業を足がかりに、金融事業など多方面に事業拡大をしています。
SoftBankのPayPay、追って docomoのdポイント、遅れて auPayも始まりました。

このなかで抜け出しているのが、PayPay ことSoftBank

楽天の動きに対して、SoftBankだけは、高みの見物ということになるでしょうか?

SIMフリー端末が使えないのはあたりまえ

4月から始まる楽天モバイルでは、iPhoneが使えません。

楽天モバイルで販売している端末だけが保証されているという、携帯電話会社(MNP)としては、docomo、au、SoftBankもやっているふつうのコトです。

それを、

「SIMフリーが使えない」と言っているのは、大間違い!

4月から始まる楽天モバイルは、格安SIMではないのです。

手数料で資金集め?

楽天モバイルの事務手数料は3,394円となっています。

その分をポイントで還元すると言って実質無料と言っているのも勘違い。

ポイントは、楽天でしか使えないものでしかも

「企業側がポイントカードを導入する目的は『顧客の囲い込み』で、ポイントカードは、自社グループ内で継続的にお金を使ってもらうための販促ツールとなり、同時に、他社との価格差を消費者に意識させずにリピーターになってもらうためのツール」

ファイナンシャルプランナーで税理士の犬山忠宏氏のコメントを引用

というわけで300万人 一年間無料という手法は、一見、大盤振る舞いのようですが、

事務手数料 3,394円が、楽天モバイルの目的であり、キャッシュフローの生命線である。
3,394円 X 300万人

10,182,000,000(百億)というキャッシュを集めるのが目的のはず、端末が必須となれば端末代も重要な収入源となる。

当面は、持ち出しという話ですが、少しでも現金を集めなければ、基地局の増設もままならないはず、ただでさえ今季赤字となりそうな楽天ですから、少しでも現金が必要。

と言っても、本業のECや金融行は堅調なのでまだまだ 余裕あるとは思います。

まとめ

docomoの誘いに「携帯電話会社はじめるぞ」でけんかを売った楽天モバイルは、予定通りに開始できなかったことで
お役所のメンツを潰したわけです。

docomoと喧嘩、auは、ローミングで日銭を稼げる。SoftBankは、関係ない
お役所と関係悪化で政府も新型コロナウィルス対策でそれどころではない。

楽天モバイルバンザイ すごい

なんて言っている人が多いけど

メイン回線をdocomo、au、SoftBankから奪えなければ、厳しい戦いになります。

スタートして、問題が発生すれば、「つながらない電話のレッテル」が貼られます。

頑張れと言いたいけど ???

なお、この物語は、妄想が多数紛れていますのでご注意ください。

スポンサーリンク

 

 

-IT小僧のブラック時事放談
-, , , ,

Copyright© IT小僧の時事放談 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.