IT小僧の時事放談

【2025年の崖】そんな古いシステム捨ててしまえ! 悩んだら、全部捨て去る勇気も必要です。

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IT負債 基幹系システム「2025年の崖」を飛び越えろ

長年、人間をやっていると、ややこしい場面に遭遇することが多々あります。
ややこしいと言っても

「結局 最初から 答えは、決まっていて」
「その理由付けに ウダウダと悩んでいる場合が多い」

そんなときは、
「頭の中をリセット」して再思考

結局、悩んでいても物事は解決しないし、自ら動き出さないと永久ループの沼に入ってしまします。
限られた人生ですから、悩んでいる時間はもったいない。
最近は、そう考えるIT小僧です。

今回のIT小僧の時事放談は、
【2025年の崖】そんな古いシステム捨ててしまえ! 悩んだら、全部捨て去る勇気も必要です。
と題して、経済産業省が発表した「2025年の崖」問題の解決方法の一つを提案します。

業務によっては、不可能かも知れませんが、不可能と考える前に別の視点で見るということが大切だと思います。

参考になるかどうかわかりませんが、こんな考え方もあるのだと軽い気持ちで読んで下さい。

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2025年の崖 問題

経済産業省が定義した「2025年の崖」の話

正確には、経済産業省が
2018年9月7日に公表した

「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~」
というレポートが、企業、業務系システムエンジニアの間で話題になっています。

内容は、超簡単に説明すると

「このまま、古いシステムを使い続けると、これから起こるであろうDX(デジタル革命)に乗り遅れる可能性が高い
そして、その損失は、2025年以降、最大12兆円/年(現在の約3倍)になってしまうぞ!」

という一種の脅かしのようなレポートです。

※DXというのは、
デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:略称 DX)のことで
人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、ブロックチェーン、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)
など、デジタルの活用方法のことで
また、マイクロサービスやアジャイル開発といった新しい開発手法も流行っています。

しかし、ユーザー企業のシステムは、何十年も前のシステムが、ブラックボックス化していて手がつけられえないものが多く残っていてDXに対応できないぞ!

ということです。

経済産業省が言いたいことは

  1. いつまでも古いシステム使っていると 時代に取り残されて大損ぶっこくぞ!
  2. 今すぐ、リニューアルなどして 情報産業にカネ落とせや!

失礼、2の「情報産業にカネ落とせや」は、IT小僧の妄想です。

詳しくお尻になりたい方は、以前に書いたブログを読んで下さい。

経済産業省の「DXレポート」に書いてある「2025年の崖」とはなにか?

経済産業省が、2018年9月7日に「DXレポート」という調査結果を発表しました。 正式なレポート名は。 DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~ と言います。 この長っ ...

続きを見る

または、本家の経済産業省のページにレポートが開催されています。
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/20180907_report.html

基幹系システムの構築は21年以上前が2割超

日本情報システム・ユーザー協会の調査によると

基幹系システムにおいて

21年以上以前に構築されたものが22.3%
10~20年以前に構築されたものが33.8%

半数以上が構築から10年以上経過している。

という調査結果が出ています。

この古い「基幹系システム」と商品・サービスのデジタル化、プロセスのデジタル化は、相性が悪く連携ができていない。
また、デジタル化が進んでいる企業とそうでない企業の間に差が生じていることもレポートされています。

古い基幹系システムを載せ替えればいい!

というわけですが、正直、カネがかかりすぎる。

みずほ銀行は、4000億かけて やっとなんとか動いている状況でこの費用の回収はかなり厳しいと言われています。
※他の銀行は、コストダウンのためいろいろとやっています。
地方銀行は、共同でシステムを運用したり、クラウドパッケージを利用してコストダウン中
ネット銀行は、もともと支店運用がないのでクラウドパッケージを使っているところがほとんどです。

こんなにカネをかけられるところは、限られているので 一般企業の場合、不便を承知で延々と古いシステムを使っているのが現状で経済産業省の「はやく、リニューアルしないど ヤバイぞ!」
と言われても じゃ、リニューアルしましょう。
なんて 予算が出るわけがない。

そしてさらに大きな問題が・・・あるのです。

誰も知らない基幹系システム

「何十年前から可動しているシステムの中身、ちゃんと管理してますか?」

これは、大型コンピューターで動かしているとかという限定された話ではありません。

「社内で使用している AccessやExcelでつくった小さなシステム」

も同じことです。
2003年のAccess使っている企業もあるんじゃないですか?

おそらく、起業当時にちょっと詳しい人が、Accessでシステムを作り、後付で機能を追加
挙句の果てには、mdbファイルが増え続け、最新のAccessでエラーが出るので古いAccessを使い続けている。

システム会社にリニューアルを依頼したら、Accessを作成した人も退社していないし、仕様書などまったくなし
システム会社の調査を依頼したら、莫大な見積もりが来たので、そのまま使い続けている。

経済産業省曰く「2025年の崖から落ちる」企業になってしまいます。

原因はなんだ?

システムの大小問わず、日本の企業は、自社の業務似合わせてシステムをつくってきました。

正確に言うと、「業務担当者の言うがままにシステムを設計」したと言っていいでしょう。
つまり、基幹システムを構築するときに「声のでかい業務担当者」が自分が使いやすいようにしてしまったわけです。

システム屋さんから言えば、0からのスクラッチですから
「おカネが儲かります」
もちろん喜んで「声のでかい業務担当者」様の言うとおりのシステムになります。

結果、融通の効かない、「声のでかい業務担当者」が退職したら、中身がわからないシステムの出来上がり。
システム構築の経験者が入社しない限り、そのシステムは使い続けられるでしょう。

経営者

経営者で「2025年の崖」を理解している人ってどのぐらいいるのでしょうか?
大企業ならば、システムに詳しく権力のある人もいるでしょうから、動き始めるのはあると思いますが、中小企業の場合、ワンマン経営者が多いので、彼ら、彼女らが、システムに詳しくなかったら

「動いているからいいでしょ」

というわけで放置されます。
もっとも 0からシステムを構築するのは、大変で、業務、金融などに詳しいエンジニアがいるシステム会社でないと対応は不可能
大手SIerに頼むと桁違いの見積もり

というわけで、完全に動作しなくなるまで基幹システムは放置となります。

解決方法

ブラックボックス化した「基幹システムは、廃棄」をオススメします。
今さら、高いおカネを出して焼き直してもまた同じことの繰り返し、

というわけで ERPを使いましょう。

ERPのススメ

ERPは、
Enterprise Resources Planning の略であり、企業経営の基本となる資源要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に分配し有効活用する計画=考え方を意味します。 現在では、「基幹系情報システム」を指すことが多く、企業の情報戦略に欠かせない重要な位置を占めています。

企業の基幹系とは、おおよそ以下の6つのシステムを統合したものです。

  1. 生産管理システム
  2. 販売管理システム
  3. 購買管理システム
  4. 在庫管理システム
  5. 会計システム
  6. 人事給与システム

これをERPに置き換えることにより、次のような効果が期待できます。

  1. 経営状態の可視化
  2. 業務効率化による現場負担の軽減
  3. 調達コストや在庫保管費用の最適化
  4. 生産管理工程の管理、調整の適正化

そして、必ず「クラウド型ERP」にしましょう。
自社で、サーバーの運用とかコストがかかるばかりでいいことなど一つもありません。

ERPの抵抗勢力

導入には、問題が必ず発生します。

業務管理をしている部門からクレームが必ずあるでしょう。

「業務を変えたくない」

ERPに移行するためには、社内業務をERPに合わせる必要があります。
そのため、特に古くから会社の業務をしている部門から反発があるのは予想できます。

しかし、この先、いつ使えなくなるかわからない基幹システムを守り続けていてもよいことなど何もありません。
ここで一気に変えてしまうぐらいしないと、いつまでたっても 非効率な業務が続きます。

そして、経営者の反対

「社外にデータを置いて大丈夫」
「毎月費用がかかる」

ここを説得できなければ、「2025年の崖」まっしぐらです。

変わりつつある社内SEの役目

そのためには、説得できるだけの能力を持った社内SEと社内の意見調整が必要です。
システム会社との繋ぎ屋が仕事のSEでは、不可能です。

ある程度の経験と知識が必要です。

今、多くの企業でこのような問題を抱えていますが、社内に専門家がいないため、なにもできずにいます。
また、大手SIerに依頼して莫大な見積もりで困っているところがあります。

それらは、社内SEの価値を認めてこなかった企業側の問題です。
最近は、大手企業、中小企業でも社内SEの価値が見直されつつあります。

また、システムの内製化に着手する企業も増えてきました。
IT企業から一本釣りをして引き抜きをかけているところもあります。


「2025年の崖」に落ちないため

ERPの検討をオススメします。

0から造りなおすことは、オススメしません。

最近 JALが、50年前から動作していたシステムを変更しました。
0から作るのではなくスペインのパッケージを利用したのです。

詳しくは、以前ブログで記事にしたので読んでいただければ幸いです。

このように大手企業も先々のコストを考えて業務をERPに合わせているところが増えてきました。
お付き合いのあるシステム会社があったら相談するのも良いでしょう。

また、自社の条件にマッチする企業を探すサービスもあるので積極的に活用するのもありです。

システム開発の外注先探しに困ったら【発注ナビ】

ERP導入で必要なこと

これからあげる6つの条件は、できる限り守ることをオススメします。

  1. システム会社に相談すること
  2. 社内業務をERPに合わせること
  3. ERPのカスタマイズは、最小限にすること
  4. クラウド型にすること
  5. 優秀な社内SEをあつめること
  6. 古い基幹システムをスッパリ廃棄すること

これらを満たして社内コストの削減とデジタル化に臨機応変に対応できる環境の構築をオススメします。

MicrosoftとOracle

この記事を書いていたら大きなニュースが入ってきました。

MicrosoftとOracle、クラウドの相互接続で合意 クロスクラウドのシングルサインオン、AzureからOracle Cloud Databaseへ接続など可能に
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/06/news073.html

この2社は、ERPの分野でも競合しているのですが、どうなるのでしょうか?

Oracle ERP Cloud
https://www.clouderp.jp/oracle-erp-cloud

Microsoft Dynamics 365
https://dynamics.microsoft.com/ja-jp/

Microsoft Store (マイクロソフトストア)

やるかやらないか? やるならば急ごう

もしやるとしたら、急ぐ事をオススメします。

経済産業省が、急に「2015年の壁」なんて言い出したから騒がれているのであって、別に2025年になったから

「何かが起こるわけではない」

ですから、やらなくても別に何かが起こるわけでもない。
デジタル産業に参加していなかったらあわてる必要もないのです。

ただ、今のシステムが、いつまでも動作するという保証はありません。
動かなくなったら、業務が停止するわけです。

業務システムは、いつか変えなければなりません。
コストとの天秤比べだと思います。

大手企業は、ともかく中小企業は、ERPにしてしまったほうが、この先、いつまで使えるのだろう?
なんて心配をしないで、本業に力を入れたほうが良いと思います。

そのときどこの会社を選んだらと悩まれたら
以下のサービスで検討してみて下さい。


まとめ

2025年の崖について多くの解説記事やブログがありますが、どれも専門用語ばかりで理解できない場合が多い。

特にIT企業では、難しい言葉を使うことで顧客に対して優位に立とうとして勘違いをしているところもあるといえばあります。

しかし、それでは、いつまでたってもITは、よくわからない、難しい、なんだかカネばっかり取られる。
という状況から脱することができない。

IT小僧のブログでは、できる限り、簡単にわかりやすく、そして、バッサリと切るような感じを心がけています。

この記事は、
IT小僧の主観が入っているので、これが正解だとは思いませんが、ヒントにはなると思っています。

来年来年と伸ばしているうちに「2025年なんてあっという間」にやってきます。

消費税増税後、間違いなく不況が襲ってきます。
すでに国内輸入が悪化、消費者は、ものを買わなくなってきました。

消費税増税とオリンピック後に来るであろう、不況に陥ったら、システムのリニューアルどころではなくなるかも知れません。

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