IT小僧の時事放談

「これからのOSはハードウェアを起点としない」と宣言するマイクロソフト社(Microsoft)の描く未来

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Microsoftと言えば、Windows
かつては、悪の帝国などと揶揄されたこともあった。

昔から「独占するものは嫌われる」と言われています。
パーソナルコンピューターの世界でのWindowsは、絶対であり、そのコンピューターのCPU(中央演算処理装置=コンピューターの雑能)を提供しているIntel社(インテル)と合わせて Wintel(うぃんてる)という一大勢力を築き上げています。

「Windowsなんて」と言っているOS達は、結局 Windowsの領域までたどり着けないでいます。
「仕事で使っているから」なんて言い訳はよしてくださいね。

Windowsがなければ今のビジネスは成り立たないのです。

しかし、Microsoftは、Windowsだけではなかったのです。
もっと先を進んでいるのです。

今回のIT小僧の時事放談は、
「これからのOSはハードウェアを起点としない」と宣言するマイクロソフト社(Microsoft)の描く未来
と題して、すでにWindowsというOSありきではない世界を見据えているMicrosoftについて
小難しい話を解りやすく解説しながらブログにまとめました。

最後まで読んでいただけると幸いです。

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MWC(Mobile World Congress)に参加

MWC(Mobile World Congress)は、世界最大のモバイル発表会と言っていいでしょう。
ここで今年(2019年)のモバイル業界トレンドを垣間見つことができるという「モバイル野郎」にともっとも注目するイベントなのです。

2019年のモバイルは、開催前から予想されていたように「5G」「折りたたみ」のキーワードが並んだ。

「スマートフォンは、やりつくした」

でも「折りたたみ」という

「より大きく」
「より重く」
「よりバッテリーを消費する」

というこれまでのスマートフォンの軽く。薄く、バッテリーがもつという真逆のトレンドが出てきました。
HuaweiのMate Xという「折りたたみ」かつ「5G」まで搭載したスマートフォンは、動画で見る限り、かなりの完成度が高く、もはやプロトタイプとは言えないレベルに達している。

「より大きく」
「より重く」
「よりバッテリーを消費する」

という現在の問題点は、ハードウェアの進歩とOSの成就でなんとでもなるで世界で
日本円で約29万円という値段もやがて下がってくるであろう。

ただし、これが普及するかどうかは、別の話

しかし、中国のスマートフォン開発技術が、米国を抜いて世界一であることを世界の場で証明してしまいました。

残念ながら「MADE IN JAPAN」という文字は、どこにもない。
栄光のXperiaは、Xperia 1(エクスペリア ワン)という名前で縦長ディスプレイと4Kを引っさげて登場しましたが、
「折りたたみ」かつ「5G」というHuaweiのインパクトの前では、霞んでしまいました。

Huaweiは、このスマートフォンで儲けを出せなくても「技術力の凄さ」を世界中に知らしめることができたので大成功と言っていいと思います。

Microsoftが、参加

Windows Mobile(ウィンドウズモバイル)というモバイル向け製品からMicrosoftは、撤退しました。
あれから2年、モバイル向けOSを提供していないMicrosoftが戻ってきました。

Microsoftが戻ってきた

MWC(Mobile World Congress)にMicrosoftが3年ぶりに帰ってきました。

あれ?
モバイルに関係ないじゃないのか?

なんていう話もありますが、Microsoftは

「これからのOSはハードウェアを起点としない」

という世界を垣間見せてくれたような気がします。

「ユビキタス」から「アンビエント」

IT関連のキーワードは、毎年のように「新しいキーワード」が登場していまう。

ユビキタス

ユビキタスは、英語では「ubiquitous」意味は、ラテン語で遍在

意味は、

いつでも、どこでも」とはパソコンによってネットワークにつながるだけでなく、携帯情報端末をはじめ屋外や電車・自動車等、あらゆる時間・場所でネットワークにつながる事であり、「何でも、誰でも」とはパソコン同士だけでなく家電等のあらゆる物を含めて、物と物、人と物、人と人がつながることである。
Wikipediaより抜粋

おや? これって やっと実現しそうな事象ですね。
我々の暮らしは、すでに「ユビキタス」の時代に入るつつあります。

当時の経済産業省で「ユビキタス」を担当していたお役人は、出世したのでしょうか?
たった20年足らずで、世界は劇的に変化を遂げました。

そしてアンビエント社会へとつながるのです。

アンビエント

アンビエント(ambient)は、英語で「周囲の」、「環境の」という意味です。

ユビキタス社会を更に進展させた概念で、周囲のあらゆる場所にコンピュータや情報通信機器が存在し、人が働きかけなくてもそれらの恩恵がごく自然に受けられる社会を目指している。
Wikipediaより抜粋

ユビキタス社会は、「周囲のあらゆる場所にコンピュータや情報通信機器が存在」ということですが、アンビエント社会は、「ごく自然にコンピュータや情報通信機器のサービスを受けうけられる」と言う意味です。

おうちの「スマートスピーカー」を見て下さい。
あれは、アンビエント社会への第一歩かも知れません。
お風呂のタイマー、お天気予報、交通情報、エアコンコントロールなどなど「ごく自然に操作できるようになりました」

Appleの対局にあるMicrosoft

時価総額世界一

Microsoftは、現在(2019年3月4日時点)時価総額トップにいます。
昨年、Appleが、一瞬だけ時価総額トップの座にいたのですが、「iPhoneが思ったより売れていない」ことが発覚すると一気に後位に下がってしまいました。

Windows95の時代と違い、Windowsが爆発的に売れているわけでもないし、Microsoftは、モバイルで失敗して撤退しています。
クラウド(Azureと命名されている)は、世界第二位でAmazonを追っている最中
とはいっても、それだけで時価総額トップに立つほどでもないような気がします。

Appleの場合

Apple社の躍進は、iPhoneである。
故スティーブ・ジョブズのもと誕生したデバイスは、たった10年でAppleを世界一の企業にまで押し上げています。
まさに、世界を変えたデバイスです。

そのiPhoneに6割近い売上を頼っているAppleは、その後、時計を発表するが、それは、世界を変えていない。
そして、肝心のiPhoneは、機能とスピードを上げただけで基本コンセプトは、10年ものあいだ何も進化していません。
変わったのは、高価になったことでしょう。

iPhoneの生み出される利益をすべてAppleが独占する仕組みを作り上げ、囲い込みを行っている間に
Androidのスマートフォンは、iPhoneを機能面と安価で入手できるデバイスとして世界中に広まっています。
スマートフォンでは、新しいアイデアや画期的な技術は、もはや、Androidから生まれているのです。

Microsoft

Microsoftもかつては、Windowsとその上で動くOffice(ExcelやWord)でビジネスの現場を抑えて世界中の利益を独占しようとしていました。

しかし、やがて、行き詰まり、迷走を繰り返し、今のCEOになってから「一気に方針が変わります」
Satya Nadella氏 (CEO)は、閉鎖的でWindowsにこだわってきた世界をオープンにして
今や、Microsoftの製品は、iPhoneやMacintosh、Android、LINUXまで広がっています。

Office365とよばれる、ExcelやWordなどのパッケージは、サブスクリプションモデルとなり、自宅や職場で使う全てのデバイスで動作しています。

そう、すでにハードウェアをコントロールするOSの役目は、重要視されなくなっているのです。
Microsoftは、ここに重点を置くためにクラウド(Azure)を充実させています。

MicrosoftのCEOは、「これからのOSはハードウェアを起点としない」という言葉でこれからのMicrosoftの進む道を示している。

それは、iPhoneやMacintosh専用のiCloudというAppleのクラウドとは、規模も考え方も違っています。

HoloLens

MWC(Mobile World Congress)でMicrosoftは、「HoloLens 2」を発表した。
「HoloLens 2」(ほろれんず)は、MRデバイスであり、そのプラットフォームを指します。

ここで「HoloLens 2」の前にMR,VR,ARについて整理してみよう。

VR:Virtual Reality(仮想現実)

VRは、映像の世界(仮想現実)に実際に入り込んだかのような体験ができる技術
ゲームや映像の世界では、もう見ることもできるし、アダルト関連でも普及しています。

AR:Augmented Reality(拡張現実)

ARは、現実の世界に仮想の世界を重ねて「拡張」する技術で
「ポケモンGO」や「SNOW」のようなスマートフォンでも動作するアプリが登場しています。

 MR:Mixed Reality(複合現実)

ARをさらに発展させたのがMRという新しい技術で目の前の空間にさまざまな情報を3Dで表示させ
視線にあわせた現実の世界との複合的な現実を實現

最近の映画で机の上に仮想的なものを3Dで表示させて手などで自由に回転させたりするシーンが出ています。

つまり
「現実の空間のなかに現れたホログラムの3D映像を見て、実際の手や体の動きで操作できる」
というテクノロジーです。

HoloLens 2

Microsoftの「HoloLens 2」は、クラウド(Azure)と連携するようになっていて、
仮想空間やMRのアプリは、iOSやAndroidからもアクセスできるようにデザインされています。

You Tubeの映像をみてください。
HoloLens

HoloLens 2(今回発表されてものです。)

現時点では、デバイスを1台3,500ドルという高価なものですが、サブスクリプションでの提供も行われる予定です。

そうOffice365と基本、同じビジネスモデルです。

しかし、Office365と違い、Microsoftストアだけの配信だけではなく
「オープンなストア」「オープンなWebブラウジング」「オープンなプラットフォーム」を提供することを目指しています。
つまりMicrosoftストアに囲い込むのではなく、サードパーティも独自に配信できることを前提にしているのです。

Microsoft Store (マイクロソフトストア)

Fortnite(フォートナイト)が開くアンビエント社会

今回のMWC(Mobile World Congress)には、世界的ゲームに発展したFortnite(フォートナイト)の会社であるEpic GamesのTim Sweeney氏が登場した。

Fortnite(フォートナイト)は、昨年、Android向けの独自ストア配信をやめて、オープンな配信を行っている。
コストの問題もあるのですが、それ以上に
「ゲーム機、PC、モバイル、あらゆるデバイスをサポートしながら、異なるデバイス同士でもネット対応ゲームを遊べること」をEpic Gamesは、理想としています。

そのためAndroid向けの独自ストア配信(Android Play)を介さない配信やPlayStationも巻き込んでいます。

Fortnite(フォートナイト)のEpic Gameは、Microsoftの掲げる「これからのOSはハードウェアを起点としない」に賛同している。
HoloLens 2の場に登場したのもそのためであろう。

AppleのApp Storeは、「絶対的なクローズな世界」で踏みとどまると思いますが、アンビエント社会には、適合できずに「置いてけぼり」にされる可能性もあります。

このFortnite(フォートナイト)のMicrosoft指示は、大きな影響が出てくるでしょう。

iPhone以外は、Fortniteのページからダウンロードしてください。
https://www.epicgames.com/fortnite/ja/home

AppStoreで入手

まとめ

Microsoftは、現在、もっともエキサイティングな企業です。
Linuxとの和解、Windows 10でLinuxが動作したり、Linux上でデータベース(SQL Server)が可動したり、個人的には、VSC(Visual Studio Code)のお世話になったり、HoloLens 2で未来を見せてくれたりと
「かつて悪の帝国」とも言われた企業とは思えません。

もう、WindowsとOfficeだけの企業とは呼べない時代へと変わりつつあります。

そして、CEOの交代でこれほどダイナミックに企業が変わるとは思いもしませんでした。

今後のMicrosoftの動きに注目しましょう。

Microsoft Store (マイクロソフトストア)

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