IT小僧の時事放談

auブランドを強調し過ぎるとauの顧客しか集まらないのでは? 「auフィナンシャルホールディングス」設立

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くら寿司の会社が、ファーストフードに挑戦というニュースが先日あがりました。

いよいよ、ファーストフードの王様に挑戦します」と力強く宣言。寿司屋が本気で作ったハンバーガー『KURA BURGER(クラバーガー)』
日経新聞
https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=2441939

「くら寿司」が、フィシュハンバーガーを回転寿司で出しても、それは、くら寿司の店舗内でのこと
新しく「くら寿司ハンバーガー」という店ではありません。

ある程度、ブランドが根付いた企業が、他の業種に進出するのは、難しい。

今回のIT小僧の時事放談は、
auブランドを強調し過ぎるとauの顧客しか集まらないのでは? 「auフィナンシャルホールディングス」設立
というお題です。
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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auフィナンシャルホールディングス

2019年2月12日にこのような発表がありました。

KDDIは、決済・金融事業の強化を目的に、中間金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス株式会社」(以下 auフィナンシャルホールディングス) を設立 (該当項目へジャンプします注1) し、お客さまにスマホ・セントリックな決済、金融体験を総合的に提供する「スマートマネー構想」を始動します。
KDDI 発表

それに応じて社名変更が行われます。

株式会社じぶん銀行
⇒ auじぶん銀行株式会社

KDDIフィナンシャルサービス株式会社
⇒ auフィナンシャルサービス株式会社

株式会社ウェブマネー
⇒ au PAY株式会社

KDDIアセットマネジメント株式会社
⇒a uアセットマネジメント株式会社

KDDI Reinsurance Corporation
⇒ au Reinsurance Corporation

カブドットコム証券株式会社
⇒ auカブコム証券株式会社

KDDIなんちゃらというのは、もとからKDDIの関連会社で一般の人は直接関係が薄いので問題ありませんが、

auとか関係ない人も多く使っているので問題は少ないと思います。

しかし

「株式会社じぶん銀行」
「株式会社ウェブマネー」
「カブドットコム証券株式会社」

まで auの文字をつけるのは、いかがなものか?

auと契約していない人は、使えないんじゃないの

と思う人が増えるのではないでしょうか?

例えば
「auじぶん銀行株式会社」
という社名になると au以外お断りっぽく見えませんか?

もともとネット銀行ですから、店舗などありません。

実際に使ってみると
(実際 後ろには、auと東京三菱銀行が絡んでいます)
「じぶん銀行もauとつながりがあるんだろうな・・・」
と思うのですが、名前となると これは、また 話は別

「auじぶん銀行」
堂々と名乗られてしまうと、docomoユーザーやSoftbankユーザーは、ちょっと契約しづらい。
と思うには自分だけでしょうか?

楽天を使うための楽天銀行とは、ちょっと違うような気がします。

「株式会社ウェブマネー」
「カブドットコム証券株式会社」
同じことが上記2つの企業にも言えるでしょう

これまでの戦略

auは、これまで、自社の利用者に閉じたサービスの提供にこだわりを見せてきました。

音楽、書籍、アプリ、ニュースなどなど
まるでAppleと同じ戦略をとっているかのように後追いをはじめました。

結果はどうだったでしょう。

LISMO

LISMO
ガラ携のときにサービスを開始した「音楽配信サービス」です。
スマートフォン時代でもサービスは続きましたが、AppleMusicやSpotify、アマゾンプライムミュージックの足元にも及ばず、今は、消えかかっています。
現在は、Music Store powered by レコチョク(旧LISMO)となっています。

auスマートパス

定額を払えばでアプリは、使い放題という触れ込みで
auスマートパスを展開 これは、ヒットしました。
しかし、2年も持ちませんでした。

今もサービスをしていますが、auスマートパスは、ただのクーポン屋になっています。
原因は、アプリの質が悪くなったためです。
それと、auスマートパスでなくても同じアプリが入手できるからです。
しかも無料のものも多い。

AppleのApp Storeが成功したのは、iPhoneでしか使えなかったからです。

最近は、auスマートパスプレミアムと称してさらにクーポン屋になっています。

au WALLET

au WALLETは、持っている人が多い。
それは、キャンペーンでポイントを配ったことと、auの端末契約時の営業でしょう。

au WALLETは、プリペイドカード式で「いわゆるカード」です。
ただでさえ 増え続けるカードでお財布がいっぱいになるのに
au WALLETをわざわざ使うメリットがないでしょう。

au WALLETでスマートフォン代金の補填をするのがせいぜいです。

記者会見でau WALLETの枚数が・・・
と言っていましたが、持っているということと使われているという意味合いは違います。

Appleの真似をしたけど

auは、Appleの真似をして自社への囲み戦術をとったけど、結局、Appleのように成功しなかったと個人的には思っています

「なになに臭」を消せ

docomo

docomoは、2013年にdocomo ID(現在のdアカウント)を端末と切り離し、オープン化しました。
「dなんちゃら」というサービスは、dTVを先頭に徐々に広がり始め、
「docomo臭」を消し去った dxxxx という戦略は成功しつつあります。
また、iDは、決済サービスとして認知度が上がっています。

SoftBank

SoftBankは、「Yahoo! Japan」の知名度を全面に押し出し、サービスを「Yahoo! Japan」主体で行ってきました。「Yahoo!」のIDを軸にしたサービス展開は、docomoと同じく「SoftBank臭」を消し去ることに成功しつつあります。
「Yahoo!ショッピング」は、勢いがあり、楽天を追いかけようとしています。

docomoとSoftBankは、どちらも携帯電話事業とサービス事業を分離させることで他の携帯電話を契約していても使うのにサービスへ誘導に違和感をなくすようにしています。

docomoとSoftBank共通なもの

2社とも「docomo臭」「SoftBank臭」を消すことでサービスの拡大に成功しています。
さらに「ID」を自社以外でも使えるようにしているところも共通です。

「囲い込みより みんなに使ってもらおう」

という戦略が成功しています。

サービスのキャリアフリーに遅れた

auは、auのIDやサービスをau以外の顧客にも提供するキャリアフリー化に舵(かじ)を切ることになりました。

auの携帯電話利用者しか使えなかったau ID、au WALLETなどの決済サービス、ポイントなどを、2019年夏をめどにオープン化するそうですが、

docomoより6年遅れです。

スマートフォンは、飽和状態でこれ以上の伸びがないとした決断だと思いますが、遅すぎた感が拭えません。

2019年2月12日の「au経済圏拡大に向けた取り組みに関する発表会」
記者会見の中で

「金融サービスを考えた場合、加盟店と話をする中で『auだけなの?』ということになる」と話し、スマートマネー構想を推し進めるパートナーを増やすためには、携帯電話事業者に縛られないサービスを提供できる体制が必要だと判断したとしている。

と話しているが、どうして

auじぶん銀行株式会社
auカブコム証券株式会社

という名前にしようとしたのでしょうか?
これでは、ますます

「auの人しか使えないの?」

となると思います。
大人の事情があるとはいえ、遅すぎる決断とネーミングが逆行しています。

docomo,Softbankより

「サービスのキャリアフリーに遅れた」

ことは、追いかけるにはかなり大変な時間がかかるでしょう。

まとめ

冒頭の「くら寿司」の場合、回転寿司屋に名物バーガーが一品増える
ということで他社後の差別化を狙っています。

auは、差別化どころか、完全な後追い状況で追いつけるでしょうか?

スマートフォンでは、ガラ携と違い、サービスとキャリアは、分離しがちです。
日本では、キャリアでしか使えないサービスは、キャリアフリーで使えるサービスに劣っている状況です。
キャリアで購入したスマートフォンを見て下さい。

「つかわない」
「つかえない」
「機能が劣る」
「アップデートされない」

アプリが大量にインストールされています。

これをみても日本のキャリアは、未だに「ガラ携」「家電屋の国産パソコン」の時代から脱出していないのです。

個人的な意見ですが、今回の名前付けが、成功するかどうかわかりませんが、ここからの参入はそうとう厳しいと感じています。

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