IT小僧の時事放談

暑いからサマータイムにしよう! と簡単に言わないでほしい。9億5千万台のIoT機器を誰が検証するんだ!

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まだまだ続く酷暑、56歳(男)にとっては、会社の行き帰りだけで疲労困憊
外でお仕事を冴えている皆様のことを考えたら文句は言えないわけですが

こんな状況で

「オリンピックが暑くて大変だから サマータイムやるぞ!」
「2時間ズラすぞ!」

と言っている政府関係者がいるらしい。

はっきり言います。

お前一人でサマータイムやってくれ

今回のIT小僧の時事放談は。
暑いからサマータイムにしよう! と簡単に言わないでほしい。9億5千万台のIoT機器を誰が検証するんだ!
と題して
オリンピックとサマータイム
というお話です。

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小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

シン・ゴジラで感じた話

映画:シン・ゴジラ見ましたか?
あの映画の冒頭で 未確認生物が東京湾に出現したときの政府関係者
「おい!テレビつけてみろ」
情報を的確に判断しなければならない政府関係者が、状況確認でテレビですか・・・
一人だけ(主人公の一人ですが)ネットをチェックしているシーンがありましたが・・・

阪神・淡路大震災のときも総理大臣は、テレビで地震があったことを知ったという話が伝わっています。
彼らは、テレビが、最新の情報源であるらしい。

日本の政治家なんて所詮、こんな時代遅れの連中ばかり
トランプ大統領のTwitterでの発言はともかく
日本の政治家もTwitterぐらいやれるぐらいの力量を持ってほしい。

痛い目に合うかも知れませんが、痛い目にあって成長するものなのです。

サマータイムを調べてみた

サマータイムってなんだろう
調べてみました。

夏時間(なつじかん)またはサマータイム(英: summer time)、デイライト・セービング・タイム(米: daylight saving time (DST)、直訳: 日光節約時間(にっこうせつやくじかん)。カナダ、オーストラリアでも用いる)とは1年のうち夏を中心とする時期に太陽が出ている時間帯を有効に利用する目的で、標準時を1時間進める制度またはその進められた時刻のこと。
ウィキペディアより抜粋

緯度の高い国は、夏と冬で太陽の出ている時間が極端に変わります。
欧州に旅行に行くと 20時を過ぎてもなかなか暗くなりません。
つまり、日本と大きく違う環境のところが多いのです。

つまり

  • 明るい時間を有効に使えるので照明の節約になる。
    ※日の出とともに起きるというのは、生物的には適した生活スタイルである。
  • 交通事故や犯罪発生率の低下。
  • 活動時間が増えることによる経済の活性化。
  • 午後の日照時間が増えることによる余暇の充実。

というのが主な目的なのですが、日本では、夜8時過ぎたら暗くなるし、夜になっても暑いのでエアコンなど省エネは期待できない

サマータイムにする 意味を見いだせない

日の出と日の入りが、極端に違う場所ならではの制度とも言えます。

ただ暑いからという理由でサマータイムとは、混亂するだけです。
熱帯夜が続いているこの夏だと少々時間をずらしても暑さ対策にはならない。

そして2時間ずらすとかなんとか?
現在実施している国々でもせいぜい1時間程度程度です。

そして最大の問題は

サマータイムは、東京オリンピックのため

という安楽的な考えです。
オリンピックというイベントのためだけにサマータイムとか、よく考えないで発言しているとしか思えない。

日本もサマータイムやっていたよ

日本も昔、サマータイムを実施していた時期がありました。
占領軍の施政下にあった1948年(昭和23年) - 1951年(昭和26年)に実施されていました。

結局、残業増加寝不足を引き起こすなどとして不評で4シーズンで廃止しました。
それ以降、サマータイムは、日本に合わないと反省したとおもいきや

2007年(平成19年)
・日本経済団体連合会(日本経団連)が自由民主党に対して夏時間の導入を提案した。

2008年(平成20年)5月13日
・自民党地球温暖化対策推進本部は、サマータイム法制化・完全導入への作業を本格的に開始
・麻生内閣(麻生太郎首相)は2009年(平成21年)6月28日の李明博韓国大統領との日韓首脳会議後、「日韓同時にサマータイムを導入すれば経済効果が高い」と認識を示していた。

2009年(平成21年)9月9日
・鳩山由紀夫内閣下で、鳩山由紀夫首相との日韓首脳会議で李明博韓国大統領が日韓同時導入を韓国政府が提案する方向で検討

2018年(平成30年)7月
・組織委員会会長の森喜朗(元首相)が日本政府に対してサマータイムの導入を申し入れ

どうしても日本にサマータイムを導入したい政治家がいるらしい。
なんでしょうか?
なんか亡霊にでも取り憑かれているのでしょうか?

是非を問う

アンケートをマスコミが実施したらしいです。

2018年8月(NHK)
東京オリンピックの暑さ対策として「サマータイム」の導入に
「賛成」が51%
「反対」が12%
「どちらともいえない」が29%

2018年8月(朝日新聞)
「賛成」が53%
「反対」が32%
「その他・答えない」が15%

賛成が結構多いんだ!

でも、暑いからサマータイムというのは、ちょっと違っているような気がするし、マスコミのアンケートは、主に固定電話で日中にアンケートしているというのが多いらしい。
固定電話で日中って 偏ったアンケートじゃないのか?

オリンピックでサマータイム

暑いからサマータイム 確かにこの暑さでオリンピックなど死者が出たらどうすんだ!
マラソン、競歩は、特に危険
ロードレースの選手は、もっと過酷な暑さの中でブエルタ・ア・エスパーニャというレースをやっているから大丈夫だろうけど

さて、暑い中で突如として出てきた
「サマータイム」
オリンピックと思いきや、
「2019年からサマータイム導入の線で検討」
もう一年ないんですけど・・・

オリンピックの誘致が決まったのは、2013年、検討するなら十分時間があったろう
いくら今年が暑いからって
「思いつきで言ってそうだな」

なんで怒っているかって

言い出した人たちは、ITつまりコンピュータシステムのことが全くわかっていないからです。

9億5千万台のIoT機器

IoTというのは、主にセンサーや監視カメラ、そして家電やクルマなどに組み込まれたコンピュータでネットに接続しているデジタル機器と思ってください。

お役所や政治家のみなさんは、単に時計を2時間ずらすだけだとお思いでしょうが、日本では、サマータイムの実績がないことを前提にシステムが構築されています。

その状況で時計を2時間ずらしたら何が起こるかわからないのです。

  • 鉄道
  • 航空機
  • 管制施設
  • 高速道路
  • 自動改札
  • 信号機
  • ETC
  • ATM
  • クルマ
  • 工場
  • ビル管理
  • 監視カメラ
  • 災害防止のセンサー類
    他・多数

これらすべてのIoT機器と関連するコンピューターを一斉に時間設定を変える必要があるのです。

自動的に時間調整をしている機器もあるでしょう。
でもそれらが、一度に時計合わせをすることを考えてください。

特に信号機の設定は、古いものもあるのでかなり費用がかかると言われています。
公共施設のIoT機器は、すべて税金が使われることになるのです。

日本のIoT(家電や自動車、ビルや工場にあるデジタル機器)の数ってご存知ですか?

2019年に約9億5千万台になるとIDC Japan調査データがあります。

この約9億5千万台のIoT機器は、ネット経由でコンピュータシステムと接続しています。

これらIoT機器の時刻をサマータイムに切り替えてシステムに問題が発生しないか1年足らずで確認できるのでしょうか?

実際、問題がないかも知れません、でも問題があるのかどうか確認は絶対に必要です。

サマータイムが制度化されている地域では、サマータイムを前提に社会のインフラを含めコンピュータシステムが組まれているので混乱が最小限になるようになっています。

今まで、サマータイムがなかった国で高度にシステム化れている社会でサマータイムに切り替える影響は、どのぐらいあるのか想像できない状況になっています。

もちろん、時間があれば対応できます。
しかし、1年間では、「どこにIoT機器があるのか確認」するだけで終わってしまいます。

やるのかやらないのか?

サマータイム実施がこれから国会で審議して秋に法案が通過したとしたら、決まるのは年末?
そこで「やるかやらないか」が決定される。

オリンピックが決まったのが、2013年、ならばすぐにサマータイムについて議論すべき時間はあったはずです。
今年、酷暑だったから、いきなり思いついたとしか思えない。
こんな思いつきで混乱させるようなことをやらないで欲しいし。

万が一サマータイムをやるとしたらいつになるのだろうか?
まさか、春分の日とか言わないよな。

そして忘れてはいけない。

2019年は、5月の改元、そして11月の消費増税に伴う軽減税率の導入を控えているのです。

システム屋さんは、デスマーチ確実で人員も足りなくなり、働き方改革など絶対に守れません。

命を削りながら、終わりが見えないプロジェクトで働くITエンジニア達
現場から悲鳴がが聞こえてきそうです。

ITをイットと言った男

今から18年前の2000年、ネットバブルと言われた頃

「日本も国を挙げてIT革命に取り組む」
とキャンペーンをぶちあげました。

その時の首相は、記者談話の中で
IT革命のことを

イット革命

と言ったのです。

さてもう一度サマータイムを言い始めた人確認してみよう
2018年(平成30年)7月
・組織委員会会長の森喜朗(元首相)が日本政府に対してサマータイムの導入を申し入れ

ムム! 〇〇○だったのか(〇は自主規制)
失礼しました。

サマータイムを導入すると何かいいことがあるのでしょうか?

ITに詳しくない人が、権力を握っている日本は、不幸です。

政治家だけではありませんよ

企業のトップも同じような人が多くありませんか?
「ITのことはよく分からん」
といっている経営者に未来はありません。

まとめ

暑いからという理由だけで「サマータイム」とかいい出す権力者
利権があるのかどうか知りませんが、社会に対する影響がどれだけ大きいのか考えてほしい。

暑かったら、オリンピックの競技時間を2時間ずらせば済むでしょう。

暑いからという「ノリ」「サマータイム賛成」なんて応援しないでほしいと思っています。
「できもしないことをマニフェストに記載」して、政権を取らせてしまったために約3年半
外交も経済も停止状態だった
ことを思い出してください。

それでも、一度決まったらなんとかするのが、日本という国
サマータイム実施となったら、エンジニアは、死ぬ気でやるでしょう。

大型案件が減って経営が傾くと予想されているシステムインテグレーター(SIer)と呼ばれるITゼネコン企業は、このチャンスに飛びつくはずです。

そして、安いギャラで死ぬほどこき使われるエンジニアが増えることになるのです。

IT(特にAIと通信技術)を制した国が世界をリードする日が、来ます。

従来の自動車産業をはじめ「ものづくり」では、喰えなくなる日も近いと思っています。

今度こそ

「国を挙げてIT革命に取り組むべし」

ITを”イット”と読まない、せめてTwitterぐらいまともに使える人が出てこないと
世界から取り残されることになるでしょう。

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