IT小僧の時事放談

世界最大規模のシステム移行がはじまる みずほ銀行

1979年大林組が「クフ王のピラミッド」を構築する工数を算出しました。
建築機械を使って工期5年とした場合、最大 約3500人の人間が必要と計算が出ました。

3500人 × 5年(60ヶ月)と計算すると
21万人月になります。

実は、この21万人月という数字、来週から開始される
「みづほ銀行の新システム」にかかった工数と同じぐらいなのです。

ATM正常稼働中
ついに完了です。
関係者の皆様おつかれさまでした。

今回も小難しい話をできるだけ簡単に解説しながらブログにしました。
今回の「IT小僧の時事放談」は、
「世界最大規模のシステム移行がはじまる みずほ銀行」
と題して
「エンジニア達の祈りを叶えてやってくれ」
について考えてみました。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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30年間動いてきたシステム「STEPS」

現在のシステム「STEPS」は、約30年働いてきました。
銀行再編、震災の影響など2度の致命的なトラブルも乗り越え銀行業務を支えてきました。
このあたりは、以前、ブログで書いてきたのでそちらを参照していただけたら幸いです。

このシステムが、新システムにバトンタッチをしようとしています。
今回のシステム移行は、一度に行わず、徐々に実施します。
完全に移行が終わるのは、2019年

そうです。平成が始まるときに稼働をはじめ平成と共に終焉を迎えるわけです。
この間、「STEPS」に携わってきたエンジニアは、どのぐらいいらっしゃるのでしょうか?
開発に携わった人は、自分より年上の人だと思われるので「とっくに引退」しているはずです。

自分が、このシステムを開発していたら、終焉に向けて
「STEPS」に乾杯と「同窓会でも開きたい」気分です。

「STEPS」→「MINORI」

新システムの名前は、「MINORI」約6年の歳月を費やしいてリニューアルしたシステムです。
システムは、一度構築してしまえば、それで費用が発生しないというわけでもなく
修正、追加、そして保守料という費用が毎月発生します。
この保守料、これだけの大規模になると莫大な金額がかかるので年間、数億円以上かかるのではないでしょうか?
いや? もっとかかると予想しています。
さらに
このシステム  Javaというプログラム言語で記載されているとしたら、来年以降、保守料が別にかかります。
オラクル社が、それまで、無償対応だったのを有料に切り替えるからです。

システムは、お金をケチると「なぜか システムダウン」します。
完成=終了ではなく、出来上がったシステムは、その役目が終わるまで費用が発生します。

そして、どんなに試験を重ねても、本番で動作すると、必ず何かが起こります。
その何かを事前に防ぐことが、大事です。
「保守料」というコストを削ると
「必ず痛い目にあいます」

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やっとできたのに

銀行のシステムは、急速にクラウド&パッケージに向かおうとしています。
自前のカスタマイズされたシステムではなく、すでにあるものを使ってコストを抑える方向に向かっています。

完全な自前で構築したシステムは、これから起こるであろう、スピードが要求されるビジネスに対応できるかどうか?
システムを面倒見る企業の力量が問われます。

まとめ

あと少しで、世界規模のシステムの移行が開始されます。
今回は、一回で実施するのではなく、来年まで断続的に移行が行われます。
担当者は、この最後の数日が勝負です。
無事に終わることを祈っています。


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