IT小僧の時事放談

オラクル社がJavaを有料化 それって既定路線? Javaは、使われなくなるのでしょうか?

更新日:


Java
という言語(環境)を知っていますか?

Java
このお茶の名前がついているコンピュータ言語(環境も含む)は、スマートフォン(主にAndroid)の開発から大型コンピュータ、そしていまこうしてあなたが見ているWebサービス裏方で使われている環境の一つです。

このJava 今までは、無料で使うことができました。

ところが、どうやら雲行きが怪しくなってきたのです。

今回の「IT小僧の時事放談」は、
「オラクル社がJavaを有料化 それって既定路線? Javaは、使われなくなるのでしょうか?」
と題して
「Javaを巡る騒動がおきている」
について考えてみよう。

最新ニュース
Java 11からOracle Java SEは有償になります。
リリースは、2018年9月 もうすぐリリースとなります。

今回も小難しい話をできるだけ簡単に解説しながらブログにしました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

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新しいバージョンのJavaがインストール可能になりました。

WondowsやMacintoshのパソコンを使っていると

「アップデートを入手可能 新しいバージョンのJavaがインストール可能になりました。」

と表示されることありませんか?

Javaなんて知らねぇよ
というあなた
「オンラインゲーム、チャート表示」
などなど ブラウザで表示していてリアルタイムで動作しているものの多くが、Javaで動作しています。
ネット上で多く使われています。

Javaという環境は、インターネットで動作しているものが多いので、ハッキングのターゲットになっています。
古いバージョンだと狙われます。
「アップデートのお知らせ Java」が来たら更新することをオススメします。

更新手順の詳しい手順は、パソコン会社のページに記載されているのでください。
https://www.sony.jp/support/vaio/beginner/dialogue/082.html

コンピュータ言語

Javaは、コンピュータ言語の一つです。
コンピュータ言語って???

あなたが、このブログを見る時にChromeとかFirefoxとかSafariとかEdgeとかIEなどブラウザと呼ばれる「もの」を使っています。
これをアプリケーションと呼んでいるのですが、このアプリケーション(アイコンになっています)
コンピュータ言語をつかってプログラマーが造っています。

コンピュータって一般的には、パソコンの事を指していますが、iPhoneやXperiaなどのスマートフォンもコンピュータの仲間です。

コンピュータのアプリケーションは、突き詰めると2進数の並びでできていますが、人間が2進数で造るのは、困難です。
そこでコンピュータ言語という

比較的、英語の文法に近い形でコンピュータに命令を出せる言語を考えつきました。

これが、コンピュータ言語です。

 

 

例えばこんな形です。

え???

よくわからない!
ごもっとも「英語の文法に近い形」なので英文を書くのとは、違っています。
このようなコンピュータ言語は、用途によって数千とも言われています。
そして、コンピュータ言語は、得意不得意があって、適材適所で使い分けられています。

インターネットの世界では、PHPとかRuby、そしてJavaがよく使われています。
最近流行りのAIは、 Python (パイソン)という言語が大流行中

コンピュータ言語にも流行廃りがあって次々と新しいものが登場しては、消えるものもあります。

そのため、コンピュータ技術者は、マルチリンガルが当たり前なのです。

Javaは、古くから使われてきたCとかC++などの欠点を改良し新しい概念(オブジェクト指向)に柔軟に対応できるよう開発された言語の一つです。

Java

Javaは、1990年代にサン・マイクロシステムズという会社に勤めていたジェームズ・ゴスリン、ビル・ジョイという人達によって開発されました。
それまで使われてきた言語の欠点を解消するのと同時に いろいろな種類のコンピュータ(正確には、プラットフォームと呼ばれています)で動作するように考えられてきました。

先進的な考え方といろいろなもので動作するので普及が進み、インターネット上で多く使われてきました。
最近は、大型コンピュータ上でも使われていて、銀行のシステムなどもこのJavaで動作しているものが多くなっています。

そして、Java最大の魅力は、基本、無料で誰でも使用することができたのです。

こんなに便利なJavaですが、サン・マイクロシステムズ社が、2010年1月27日にオラクル社に買収、会社が消滅、Javaの権利は、オラクル社のものとなりました。

Javaについての説明は、こちらにありますので読んでいただければ幸いです。

Javaが使えればインターネットの王になれるかも プログラム言語夜話 第1話 Java

大塚製薬が販売していた JAVA というお茶がありました。 今でも売っているかな? 「まだ甘い飲み物で食事をしているんですか?」 発売が、1983年 今から35年前の話です。 ネットで検索したら「シン ...

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オラクル社(Oracle)が有料化

オラクル社(Oracle)
データベースの分野では、世界のトップクラスです。
データベースの値段もトップクラスで小さな企業では、使えないほど値段が高いです。

一番お安くて、210万円から 数千万、数億円は当たり前の世界です。
年間の保守料も半端なく、保守の契約をしないと
「バグがあっても教えてくれない」
という徹底ぶりです。

確かに製品の先進性、安全性、堅牢性などは、凄い
絶対(限りなく)ミスがあってはならない、超ハイレベルなスピードが必要ならば、抜群の性能を持っていると思います。
一般企業だとそこまでハイレベルが必要ということは、少ないのですが・・・
そのオラクル社(Oracle)が、Javaを入手した段階で

予感はあったのですが

2019年1月からは有償版になってしまいます。

正確には、開発するものが、有償になるのでつくられたアプリには、影響ありません
といっても開発する側は、セキュリティの問題もあるので最新版を使わざる得ない。

今まで無料だったものが、有料になります。

オラクル社(Oracle)の言い分は、わかります。
今まで無償でサポートしてきたんだから、カネとってもいいだろ!
そのとおりです。
まったく異論は、ありません。

しかし、言いたい

Javaが無償で広く使われるようになったタイミングで有料にします。

むむむ!

企業ですから儲けるのは当たり前ですが、普及したところで有料に切り替えられるのは、厳しい

オラクル社を悪く言っているわけではないですよ。
企業ですから 儲けるのは、あたりまえです。

しかし、これで、Javaを使うユーザーは、確実に減ってゆくことでしょう。
Javaは、やがて縮小して消えてゆく運命かも知れません。

無償で使う可能性もある

無償版のJavaとしてオープンソースの「OpenJDK」というものがあります。
これを使えば、無償なのでいままでどおりのものが使えます。

では、なぜ高い金を払ってまでオラクル社のJavaを使わなければならなくなるのか?

それは、長期サポートです。
オラクル社のサポートという看板と保証が欲しいからです。

オラクル社(Oracle)におカネを払うか? 払わないか?

米オラクル社(Oracle)のOracle JDKは、有償となりおカネを払わなければなりません。
そのかわり、セキュリティをはじめ、サポートを受けることができます。

無料で使いたい場合、オープンソースのJava SE「OpenJDK」を利用することになるわけですが
OpenJDKは、6カ月ごとにバージョンアップというスケジュールになっています。

そこでオラクル社(Oracle)におカネを払いたくないとしたら

  1. 6カ月ごとのバージョンアップを続けて、バージョンアップごとにシステム屋さんにカネを払って対応してもらう。
  2. AdoptOpenJDKなどのOpenJDK以外のJDKを使う。
  3. セキュリティを担保した上でバージョンアップしない
  4. Javaを使わないで他の環境に載せ替える。

4つの方法が考えられるのですが、企業としてどうしたいかを明確にする必要があります。

古いバージョンやアップデートされずにセキュリティに問題があった場合、万が一、個人情報の漏洩が起きてしまった場合、企業は大きな痛手を受けることでしょう。
それを考えるとオラクル社(Oracle)におカネを払ってサポートしてもらったほうが安上がりかも知れません。

参考値段としてこちらに「価格表」があるので検索してみてください。
https://faq.oracle.co.jp/app/answers/detail/a_id/2685
https://www.oracle.com/assets/e-pl101005-101005a-n-176288-ja.pdf

この価格表から読み取れる情報から大まかな金額がわかります。

Java SE Advanced Desktop
主にデスクトップ環境での利用
 1ユーザー:4800円
年間サポート:1056円

Java SE Advanced
一般的なJava SEの利用
 1ユーザー:1万2000円
年間サポート:2640円
または
1プロセッサ:60万円
年間サポート:13万2000円

正確なお見積りは、オラクル社に問い合わせるか、開発会社と相談してください。

Javaの後釜

Microsoft社のC#という環境が広がるかも知れません。
また、Androidの開発は、GoogleのKotlin(コトリン)が使われることになると思います。

問題は、世界中に数億を超えているJavaで書かれたプログラムをどうするのか?
黙ってオラクル社にお金を払い続けるのか?
それとも、ここで切り替えるか?

IT屋さんの仕事は、まだまだ増えそうですね。
その意味では、Javaが有料になることで新しい案件が増えるので

ありがとう

と思っている会社がありそうですね。

Kotlin(コトリン)は、サーバサイドでも使えそうです。

プラットフォーム

これまでも何度か、ブログで話してきましたが、

ITの世界は、プラットフォームを握った企業が、富を得る世界なのです。

Javaという環境をオラクル社が握っていたことで利益が発生することになります。
しかもJavaは、オラクル社が造ったものではなく別の会社の人達が考案したものです。

そして、恐れていることがもう一つあります。
世界中のWebサービスで使われているデータベース

MySQL(マイ・エスキューエル)

大規模システム、高速、信頼性も高く、そして無料(オープンソースで公開)で公開されています。
もちろん業務でも広く使われています。

このMySQL、2008年オラクル社が権利を取得しました。

オラクル社は、データベースが本業です。そしてMySQLもデータベースです。
となると

やがて・・・ 有料化?

もうおわかりですよね。

無料で普及させて、それ以外に逃げ場が無くなったところで有料化
これは、
無料で普及させて、みんなが離れられなくなったところで広告媒体
インターネットの世界では、ごく当たり前に行われていることです。

まとめ

オラクル社に対して、悪意をもってブログを書いたわけではありません。
サン・マイクロシステムズが危うくなったとき、つまり Javaがどうなるかわからない時に権利を手に入れて、ここまで無料でメンテナンスをしてきたわけです。
企業とすれば、これまでかけてきたコストを回収するのは、当然のことです。

しかし、Javaという言語が、今回のことで縮小することは、残念です。

プログラム言語は、流行廃りがあります。
最新のテクノロジーに合わせて、次々と新しい言語が登場してきます。

30年以上コンピュータ屋をやっている自分も20~40近い言語で仕事をしてきました。
「ことばの言語」は、マルチリンガルではないのに
コンピュータ言語は、マルチリンガルというのも不思議ですね。

Javaを使ったシステムは、これからどうなるのか?
暫くの間、Javaの周りが騒がしくなるかもしれません。

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