IT小僧の時事放談

ラジオの復活 テレビの衰退 インターネットは、敵か味方か?

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「なんとか離れ」
もう聞き飽きたキーワードですね。
「若者のクルマ離れ」
とか
「若者の酒離れ」
とか
「若者の恋愛離れ」
最近では
「若者のLINE離れ」
など

もう聞き飽きたなと思う今日このごろです。
その「離れシリーズ?}に「ラジオ離れ」というのもあります。

TVの登場で危機が伝えられた時期もあって経営的に厳しい状況が続きましたが、インターネットの普及に伴い再びラジオが見直されてきました。

今回の
「IT小僧の時事放談」
では、
「ラジオの復活 テレビの衰退 インターネットは、敵か味方か?」
と題して
「インターネット」
について考えてみました。

今回も小難しい話をできるだけ簡単に解説しながらブログにしました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

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TVが王様の時代

昭和40年代から平成にかけてTVと新聞が、情報の中心でした。
TVや新聞の情報が「真実」と思い込まされていました。
TVで放映されたものが流行り、TVで流れる曲が大ヒット、ミリオンセラーも年にいくつか出ているという時代でした。

当時のラジオは、深夜放送全盛期、「オールナイトニッポン」「セイヤング」に象徴されるように若者を中心に聴かれていた時代でした。
また、昼の時間は、「大沢悠里のゆうゆうワイド」などワイド情報番組が、仕事をしながら聴いている人を中心に聴かれていました。
当時から「若者はTVを見ないことがカッコイイ」という一定の層はありました。
一部ですが、すでに「若者のTV離れ」は、始まっていたのです。

と言ってもTVの影響力は、大きく いろいろな影響がありました。
「ドラマ」「ワイドショー」「ニュースショー」に該当するところから「意図して情報が発信されていました」
あるスポンサーが「これを売りたい」と広告会社に持ち込めば、「頭のいい人」が中心に売る戦略を作り上げ、ブームが来て大ヒット商品に結びつく。
その影響力を武器にTVが権力を持っていました。
スポンサーが問題を起こしても「ニュースでは取り上げなかったり」「都合の悪いことは、報道しませんでした」

ラジオは、当時から比較的、自由な世界で深夜放送を中心に「放送ギリギリを狙って」いて
「TVでは、報道できないことをネタにしたり」
「タレントが直接、自分のことを話題にしたり」
TVでは、できないことをやっていました。
しかし、TVの前に叶うべくもなく、ラジオ不況時代がはじまります。
深夜放送が改変され、看板番組の終了が相次ぎ、マニアしか聞かない時代となってゆきます。

インターネット時代

iPhoneが日本に上陸するまでは、インターネットはメディアとしてそれほど大きな力を持っていませんでした。
パソコンを使う人は、仕事かマニアの人に限られ、携帯電話のインターネット接続もメールや曲のダウンロードなどが中心でコミュニティの誕生までにいたりませんでした。

iPhoneの普及で状況が一変します。
SNSというメディアが現れ、誰でも情報発信者となることができます。
世界中のニュースをリアルタイムでみることができ、映像もライブで流れてきました。
と同時にTVのニュースとネットのニュースに差異が出てくることがわかってきます。

象徴的なのは、「日韓共催ワールドカップ」です。
3位決定戦でトルコvs韓国の試合で
TVは、
「韓国を応援している人が、国立競技場に大勢集まっています。」
と盛んに報道していたのですが
「トルコを応援している人がほとんどだった」
とネットで流れてきました。
あれ? おかしいぞ? と思った人も多かったのではないでしょうか?

「日韓共催ワールドカップ」でラジオの果たした役目は大きかったのです。
なにせ、平日の昼に組まれた日本戦などは、街から人が消えました。
自分は、そのとき、顧客のところに行ったのですが、「担当者不在」
社内は、空っぽ、みんな、TVを見ていました

TVをみることができない人は、ラジオを聞いていました。
ポケットラジオがかなり売れたようです。
何かをしながらでも聴くことができるラジオに注目されました。

しかし

その一瞬だけで終わってしましました。

ラジオ受信機が家から消えてゆくのもこのあたりからとなります。

ワイドFM

ワイドFMは、2015年12月から開始されました。
開始された理由として
「高層建築の増加」
「家電の電磁波の増加」
「パソコン」
「携帯電話」
など電磁波が家の内外を飛び交う時代、AMラジオが聞きづらくなってきました。

「AMラジオは、ノイズが乗りやすく、クリアに聞こえない。」
これでは、聴く人がへってしまう。

そこでラジオ曲は、FM中継局を使ってAMの番組をFMで放送しようとワイドFMで放送を始めます。
ワイドFMとは、正式には「FM補完放送」と呼ばれていてAM放送を補完するという意味になります。

このことで雑音が多かったAM放送の番組をクリアで聴くことができるようになりました。
しかし、このワイドFMは、周波数が90.1Mhz以上に対応が必要なためラジオの買い替えが必要になるのです。

救世主radiko登場

2010年4月 radiko(ラジコ)というインターネット放送がはじまります。
当初は、ああまり注目されませんでしたが、電波を受信するらラジオより利点が多く、無料でスマートフォンにインストールできるため一気に普及しました。
電波を受信するラジオより多くの利点があったためです。

利点
1.クリアな音質
2.タイムフリーつまり聴き逃しても後から聴ける。
3.月額 350円で全国の放送局を聴くことができる。
4.スマートフォン、タブレット、パソコンでも聴ける。
5.アプリがなくてもブラウザで聴くことができる。
6.電波が届かなくてもネットさえつながれば聴くことができる。
7.スマートスピーカーで聴くことができる。

欠点
1.数秒から数十秒の時間差が生じます。
2.すべてのAM局が聴けるわけではない。
2018/04時点で参加していない放送局
AM 1局
・NBCラジオ佐賀
FM 9局
・ AFM(FM秋田)
・Rhythm Station(FM山形)
・FM福井
・V-air(FM山陰)
・FM岡山
・FM徳島
・Hi-Six(FM高知)
・FMS(FM佐賀)
・JOY FM(FM宮崎)
NHKラジオは、2019年3月末までは、実験配信実施中
3.配信できない番組がある。
・FIFAワールドカップ中継 2010年、2014年は、radikoでは放送できなかった。
・権利者が不明な楽曲
・政見放送
・局の判断で流せない番組あり。
・プロダクション判断
・タイムフリーは、許可しない番組
・その他の事情で配信できない番組、CMあり
4.エリアの制限
ラジオ局なのでエリアの制限があります。
通常ならば、関東で北海道の放送局を聴くことはできませんが、月額 350円で契約すれば聴くことができます。

欠点も、ありますが、良好な音質でいつでも聴けるというのが非常に便利です。
2012年の震災のときには、被災地7局をエリアの制限を解除して全国で聴けるように対応していました。

radikoは、ラジオの救世主になりつつあります。
2017年9月時点でのデータでは
・日間ユニークユーザー数 100万人
・月間ユニークユーザー数 1200万人
・有料契約会員数 44万人
・アプリ累計ダウンロード数 2000万
となっています。

スマートスピーカーが追い風

radikoによって復活しつつあるラジオは、スマートスピーカーの普及でさらに加速する可能性があります。
Amazon Echoをはじめとするスマートスピーカーの利用方法の上位には、radikoが入っています。

これは、今までラジオがない家でもラジオに接する機会が増えることを意味しています。

TVの衰退

インターネットの普及の影でTV局は、衰退しています。

「フジテレビが赤字転落」

民法TV局でフジテレビが赤字転落しました。
赤字までは、進んでいませんが、各局とも視聴率は、8年連続ダウンしています。

視聴率のダウンは、CM料の減少となり、収益が悪化してゆきます。
CMは、すでにインターネットが主流となりつつあります。

総務省発表:民間放送事業における売上高の推移
これを見ると一度下がって、少し戻してきたかほぼ横ばい状況です。

テレビ局は、放送法が改正されることに対して反対をしています。
主旨は、放送局の既得権益を脅かすものなので、そりゃ放送特権を剥奪されそうだと反対運動をするわけです。

ネット放送局は、abemaTVをはじめとして今後伸びてゆくはずです。
地上波の規制にとらわれない放送がまだまだ出てくるものと思います。

インターネットとの共存

ラジオ局は、インターネットの活用を早くから取り組みを行い、リスナーとのコミュニケーションが取りやすい媒体として Twitterとの連携などを積極的に進めています。
もともと、リスナーからの手紙を読むというスタイルが多いラジオ番組でリアルタイムで投稿できるインターネットは、非常に有益と判断したのでしょう。
TVだとNHKがTwitterを積極的に使おうと取り組みをやっていますが、民放局は、まだまだのようです。
一方的に情報を流すことが、伝統となっているTVでは、なかなか壁を超えることができていないような気がします。

かと言ってラジオも収益が悪化しているの事実です。
CMをインターネットが奪う状況になっています。

と言っても、一定の固定リスナーを掴んでいるラジオ局がなくなることはないでしょう。

地上波からネットTVへ

地上波から野球が消えました。
バラエティもNetflixやAmazon Video、abemaTVで独自番組を始めています。
スポーツライブは、DAZN(ダゾーン)が、野球とJリーグ、テニスを持っていったのでそれまでのスポーツチャンネルが、厳しい状況に追い込まれています。
特にスカイパーフェクトTVは、Jリーグの放映権を失って10万人以上の加入者を減らしたとも言われています。

ドラマ、バラエティも含めて、Netflix、Hulu、Amazonのような有料チャンネルに移行しつつあります。
変なスポンサーがいないことと規制が違うため、クリエイターが次々と新しい作品を発表しています。
すでに映画を超えていると個人的には思っています。
バラエティもお笑い芸人達が、地上波では絶対にできない番組を創り始めています。

対して TVは、相変わらず4Kの次は、8Kとか行っていますが、そんなに高解像度のTVって観るんでしょうか?
ハードウェアが先行しても放映する番組がなければ「3D TV」のように消えてしまうように思っています。

災害

災害が発生したときは、ラジオが頼りです。

TVは、電源がなければ役に立ちませんが、ラジオは、電池があればなんとか聴くことができます。
災害のときは、インターネットに接続できるとは限らないのでAM局が聴ける専用のものがよいと思います。
もし家にラジオがなければ、万が一のために準備が必要と思います。

まとめ

ラジオの復活 テレビの衰退 インターネットは、敵か味方か?

ラジオは、いちはやくネットとの連携を行い、放送もネット配信へとうつりつつあります。
なんと言っても固定リスナーが多いので安泰とは言えませんが消えることもないと思います。

TV、特に地上波は、今後ますます厳しい時代がくると思います。
ニュースも新聞もTVなど観なくても困らない時代になってきました。

abemaTVのように無料のネット局も登場してきた今、昔ながらの特権的意識をもって番組をつくっていたとしたら、縮小するのは目に見えています。

「TV離れ」は、もう目の前に迫っています。
いや、もう離れている人が多いのかも知れませんね

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