IT小僧の時事放談

QR決済コード推進の光と影 「d払い」が4月からはじまるよ

更新日:

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QRコード決済ブームである。
と言っても掛け声をかけて騒いでいるのは、QRコードを広めたいお役所と「d払い」を開始するdocomoだけのようです。

4月から「d払い」が始まるのをご存知ですか?

NTTドコモが4月から新たな決済サービス「d払い」を提供する。スマートフォンの「d払い」アプリを起動すると表示されるバーコードかQRコードを店頭で見せ、POSレジやタブレットなどで読み取ると決済が完了する。

今更、QRコードとも思えるのですが、なんでこんな話が急に出てきたのか考えてみました。

今回の
「IT小僧の時事放談」
では、
「QR決済コード推進の光と影」
と題して
「なぜ、遅れた技術をすすめようとしているのか?」
について考えてみよう。

今回も小難しい話をできるだけ簡単に解説しながらブログにしました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

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現金大好き日本人

日本は、海外に比べてキャッシュレス化が遅れています。
どのぐらい遅れているかと言うと

中国はスマホ所持者のモバイル決済率98%
スウェーデン 人口の97%以上がデビットカードを所持
同じく、スウェーデンでは小売店が現金の受け取りを拒否することが法律で認められている。
デンマークは政府主体でキャッシュレス政策を推進中

一方日本では・・・

BIS 決済統計からみた日本のリテール・大口資金決済システムの特徴

をみると圧倒的に現金を使っているのが日本ということがわかります。

「クレジットカードを持っていても使わない」
という人が多いということになります。

別に現金で事足りるのでいいんじゃない

もっともです。
スリ、置き引き、強盗などが諸外国に比べて圧倒的に少ない日本では、現金を持っていても「安全」なのです。
また、偽札が、「ない」に等しい治安の良い日本は、現金決済で問題が起きていません。

海外では、現金を持っているのが命取り、クレジットカードならば、あとで取り消しが効くのでなんとでもなります。

なぜ政府は、キャッシュレス化を薦めるのか?

なんと言ってもオリンピック!
海外からのお客様は、ほぼ 100% キャッシュレス
現金で払う人など少数派です。

中国は、ほぼキャッシュレス
市場でも、露天の店でもスマートフォンがあれば、支払いできます。

それとくらべると
「日本は、遅れてるなぁ」
と言われてしまいます。

メンツを潰されるのが嫌いなお役所は、「世界最先端の日本」をアピールしたいので
なんとしてもキャッシュレス化を進めようとしています。

そう、キャッシュレス化は、日本人のためではなく「メンツを保ちたい人」のためなんです。
と勝手に考えています。

遅れた技術 QR決済コード

QR決済コード決済方法
1.スマートフォンでアプリを起動
2.パスワードを入力(4桁)
3.レジでQRコードを「ピッ」として決済完了

簡単でしょう?

おサイフ携帯だと
1.レジで「Suicaでお願いします」
2.端末で「ピッ」

あれ?????

おサイフ携帯の方が楽ですね・

つまりQRコードの方が、遅れた技術なのです。

根本的な問題を解決しないとキャッシュレス化は、ありえない。

コンビニで決済している人ならわかりますが、電子決済の種類が多すぎる。
Suica、楽天Edy、ApplePay、加えて nanaco、WAONなど店の専用カードとか多すぎです。

最近は、統合されたレジになってきましたが、以前は、Suica、楽天Edyが別端末だったり、混乱の極みです。

ここに、QRコードが増えてもね・・・

そしてなにより大きな問題は
「加盟店の決済手数料の高さ」
これにつきると思います。

中国でQRコードが普及したのは、決済手数料が、0%~0.6%に設定されているからです。
済方法も特殊な端末が必要ない、QRコードを印刷した紙を貼っておくだけで決済できるわけですから、店の負担にならない。

そりゃ、普及しますよ

一方日本での決済手数料は、3.25% 前後と言われています。
3.25% 大した金額じゃない!

なんて言っているアナタ 消費税が上がったことを思い出して下さい。

d払いは、普及するのか?

現在、電子決済をしているひとは、わざわざこんな面倒なものは導入しないでしょう。
そもそも、対応しているお店が少ない。

普及させるとしたら、タブレットを店に置くだけで決済できることをアピールするしかないか?
それなら、中国みたいに QRコードを印刷しただけの紙でいいはずですが。。。
なぜかやらない

さらに言えば「docomoじゃないから関係ない」というところでしょうか?
実際は、docomoじゃなくても使えるのですが、dポイントが付かなければ、メリットがない。

まとめ

結局、今の電子決済の枠を食い合うだけに終わるような気がします。
解決策は、ただひとつ

決済手数料を 1.5%~2.5%

にすれば、店には普及しますよ
これだとクレジットカード並ですから・・
実際、これは、実現が厳しいのだろうけど

結局、電子決済の方法が1つ増えただけで終わってしまうだけで何も変わらない気がします。

「未来投資戦略 2017」という政府の掛け声
ここの一文を抜粋しました。

(残された課題)
・海外諸国と比較して、キャッシュレス化が十分に進展していない。キャッシュ
レス決済の安全性・利便性の向上、事務手続の効率化、ビッグデータ活用によ
る販売機会の拡大等を図ることが課題である。
(主な取組)
・クレジットカード利用時の加盟店における書面交付義務の緩和について、電子
メール等の電磁的方法も可能とすることで、カード決済のコスト削減や消費者
の利便性の向上を図り、キャッシュレス化を後押しする。
・クレジットカードデータ利用に係る API 連携の促進を図りつつ、レシートの電
子化促進のためのフォーマットの統一などの環境整備を本年度内に行う。

ビッグデータ活用って、持ってゆかれるのは、GoogleかAppleかMicrosoftで
国内には、何も残らないと思うけどな

「絵に書いたも餅だな」

追記
「未来投資戦略 2017」という政府の掛け声
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/miraitousi2017_t.pdf
を一度読んでみてください。

これって誰向けに書かれたものなんだろう
結構面白いですよ。

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