IT小僧の時事放談

昔からやってきたこと デトロイトダート社が今やっていること

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自分は、茨城県の田舎の出身で家は、農業を営んでいました。
両親は、戦後の食糧増産の政策で干拓された沼地のようなところで日、コメを造っていました。
当時は、スーパーなどもなく、街まで遠かったので家の周りで野菜をつくっていました。
あまり、手入れをしなくても育つ、芋、カボチャ、大根、人参をはじめ西瓜やナシやイチジクも植えていました。
そのほとんどは、基本、放ったらかし、肥料は、生ゴミや刈り取った草、糞などで作られた堆肥です。
収穫されたものは、形もバラバラで不揃いでしたけど、今のスーパーで売られている最近の野菜と違って、味が野菜の味が強く、匂いもしっかりしていました。
特に人参は、今の子供達は、おそらく食べられないほど人参していました。

今回の
「IT小僧の時事放談」
では、
「昔からやってきたこと デトロイトダートが今やっていること」
と題して
「ゴミと土壌」
について考えてみました。

今回も小難しい話をできるだけ簡単に解説しながらブログにしました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

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デトロイト

米国 ミシガン州 デトロイトといえば、クルマ産業の街
といっても
2009年
ゼネラルモーターズ破綻
クライスラー破綻
とクルマ産業は、より安い海外へと工場を移転
街は、疲弊し犯罪も増加、治安は、全米1とも言われています。

そして、2013年3月にミシガン州知事は、デトロイト市が債務超過の状態にあることからその財政危機を宣言しました。

デトロイト市の発表している統計では、子供の6割が貧困生活を強いられており、市民の半分が読み書きもできず、市内の住宅の1/3が廃墟か空き部屋となっており、市民の失業率は18%に達する。
Wikipedia抜粋

そのような状況で2010年 デトロイト・ダート社がパション・マレイ氏によってスタートしました。

捨てられる食料

「年間2,180億ドル相当の食糧が無駄になっていて、5,200万トンが埋立地にいく。それなのにアメリカ国民の7人に1人が『フードインセキュア(食糧を安定的に確保できない状態)』にある」
(ニューヨークに拠点をもつ環境団体ナチュラル・リソーシズ・デフェンス・カウンシルのデータによる)

食料が捨てられる時代、
日本でも「恵方巻き」が大量に処分されると報道されています。
コンビニのノルマによる「恵方巻き」の悪なる文化の広がりと経済効率を最優先させた結果です。
余るほど作らなければよいのですが、この問題は、別の機会に書いてみようと思っています。
興味の興味のある人は、このあたりを読んでください。
http://diamond.jp/articles/-/158130
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20180201-00080791/
ドギーバッグとか食品ロス法とかよりやるべきことはあると思いますが・・・

話をもどします。

米国でも食料が捨てられていて、基本、埋立地に廃棄です。
埋立地ですから、やがてその上にビルが建ち、人が住み、生活がはじまります。
知らないうちに「廃棄された食料の上で生活」している状況です。

デトロイトは、貧困問題もあってか、自家栽培による食糧の確保が謳われてきました。
しかし、このような問題が

「デトロイトの空き地は茶色。1インチの土壌が何かを育てられる状態になるのに500年かかるというのに、ここにどうやって農作物を育てられるというの?」

土壌が豊かではなかったらしいです。
そのような場所でデトロイト・ダート社が、開始されました。

ゼロウェイスト運動

ごみゼロ(出てきた廃棄物をどう処理するか)ではなく、 そもそもごみを出さないという考え方
企業、特に大企業ともなるとg企業から出るゴミ問題は、大きな課題となっています。
いろいろな団体からの圧力も大きいと思われます。
環境団体が、いいとか悪いとかという話は、置いておいて、大量なゴミは、街にお金がないデトロイトにとって大きな問題となっていました。

そんなデトロイトで

2010年 デトロイト・ダート社が設立
この企業から出る「生ゴミ」を収集して「堆肥」に変えて販売することになります。

デトロイト・ダート社がやっていること

基本、以下の3つで収益を上げています。

  1. 企業に課金して、生ゴミや余った食糧を集める。
  2. 堆肥化して、商品化
  3. 都市部のファーマーたちに売る。

デトロイト・ダート社の パション氏がはじめたこと

  1. 集荷のシステムを確立
  2. 市の許可をとり、土地を購入して、堆肥場をつくる。
  3. 販売ルートの確立

最初は、匂いの問題等、周辺から反対などがあったらしいですが、少しずつ賛同する企業や団体が増えてきます。

周辺に理解が得られるまで大変な苦労があったと思います。

デトロイト動物園が賛同

2020年までにゼロウェイストを目標に掲げるデトロイト動物園は、デトロイト・ダート社に賛同しています。

園内から出る年間400トンほどの動物の排泄物、生ゴミ、食糧をダイジェスター(蒸解釜)で30日間加熱することで、メタンガスに変え、園内の動物病院の電気に転用する。蒸解を終えたあとの「ゴミ」はデトロイト・ダートが集荷して堆肥化するプロセスを完了させる。初期投資に約110万ドルかかったプロジェクトだが、年間の光熱費を7〜8万ドル、ゴミ処理費用3〜4万ドルを削減できる見込みである。
WIRED

動物園の廃棄物って多いんだろうな。
人間の出す廃棄食料と動物たちの排泄物等とどっちが多いのだろうか?

「初期投資はかかりましたが、その分得るものは大きい。何より動物園は教育機関ですから、周辺コミュニティにゴミ問題への可能性を見せることができる」
デトロイト動物園職員のレイチェル・ハンドベリー氏

■きっかけ

デトロイト・ダート社の パション氏が、このような会社の立ち上げを考えたのは
父親が街の外れにゴミを捨てるのを見ていたからだそうです。

「いつも埋立地はおかしいと感じていた。ゴミを捨てて地面にして、何年か経ったらその上にビルを建てる。ゴミを捨てることが土壌の健康状態や農業に影響を与える。そしてわたしたちはそこからできたものを食べ、その空気を吸っている。今日、全人類が生ゴミを堆肥にする作業を始めたとしても、手遅れかもしれない」
パション・マレイ

手遅れかもしれないけどできることがあると会社を立ち上げました。

まとめ

デトロイト・ダート社がやっていることって、自分の子供の頃は、普通にやっていたことです。
それは、江戸時代から続く、人間の知恵でなにひとつ新しいことではありません。

経済効率優先でなくしてしまったことを復活させたものです。

「デトロイト・ダートの確立したやり方は、どこでも再現できるグローバルモデル。そして、農家たちが昔からやっているシンプルな方法。わたしにできることは、可能だって見せること」
パション・マレイ

洋の東西、やっていることは、あまり変わらないということですね。

コンビニの大量廃棄が起こる日本でも同じような運動が広がりつつあります。
ただ、デトロイト・ダート社と違うのが、「ボランティア団体」が多いこと
やっていることは、素晴らしいと思いますが、収益を上げなければ、続かないと思うのです。

ここが、ビジネスとして成り立つデトロイト・ダート社と大きな違いと感じています。

参照:WIRED
https://wired.jp/series/seeds-of-change/06_detroit-dirt/
地域を巻き込みながら「ゴミ」を「豊かな土壌」へと変えてゆく
デトロイト・ダート デトロイト・MI|堆肥メーカー
https://www.detroitdirt.org/

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