IT小僧の時事放談

クラウド三国志

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クラウド勢力の2017年 第4Q(2017/10~2017/12)の決算が発表されました。

事業名  売上 成長率
Microsoft Azure 53億ドル  56%
Amazon AWS 51億1300万ドル  45%
Google Cloud 10億ドル以上 ---
IBM IBM Cloud  53億ドル 30%
※IBM ハードウェアも含まれています。

数字だけ見るとMicrosoftのAzureが、一気にAmazon AWSを追い越したように見えますが、Microsoft Azureは、Office365も含まれているので集計方法のマジックのような気がします。

売上で限定すると1強だったAmazon AWSに他の2、3社が追いつき追い抜こうとしているのがわかります。

今回の「IT小僧の時事放談」では、「クラウド三国志」と題して、「クラウド勢力争い」がどのようになってゆくのか?考えてみました。

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クラウドビジネス絶好調

今、クラウド事業は。どうなっているかというと?

2017年第4四半期に46%増の160億ドル
2017年通年の成長率は45%

驚異的なクラウドの成長力です。
Synergy Research Group参照

データセンターにサーバーを設置してなんていう時代は、異論はあると思いますが確実に消えてなくなることでしょう。

Microsoft Azureの急成長

昨年の初頭までは、Amazon AWSの1強時代が続いていました。
AWSが40%超のシェアでMicrosoft+Google+IBMの合計でも23%という一人勝ち状態
成長率も2016年で比べるとMicrosoft+Google+IBMの合計でたったの5%程度でした。

ところが

2017年 第4Q(2017/10~2017/12)のシェアによると
Google(85%増)
AWS(45%増)
IBM(9%増)
Microsoft(98%増)

Synergy Research Group 参照

Microsoft(98%増)って 倍ですか?

これは、Office365の売上が大きいと思いますが、仕事で使われるOfficeとの親和性が成功しているのと推測できます。
AzureとWindows + Officeの戦略は、成功しつつあります。

クラウド三国志

クラウドビジネスは、現状では、
Amazone AWS 42%
Microsoft Azure 25%
Google GCP 14%
なんと3社だけで80%以上の独占状態になっています。

まさに

クラウド三国志

時代とすれば、後漢から三国時代への変革時期あたりになるのでしょうか?
後漢は、従来のデータセンターと仮定して

どのクラウドが、
曹操(そうそう)
劉備(りゅうび)
孫権(そんけん

となるのかについて勝手に考えてみました。

曹操(魏)= Amazone AWS
劉備(蜀)= Google
孫権(呉)= Microsoft

いろいろとご意見があると思いますが、こんな感じかと思っています。

歴史では、巨大な敵 曹操に対して孫権+劉備の連合軍が「赤壁の戦い」で曹操(魏)を打ち破るのですが、歴史のように

劉備 = Google
孫権 = Microsoft
の連合軍ができるとは思えません。

赤壁の戦いは、クラウド戦争では起きない!
と今のところでは、断言しましょう。

三国志では、その後、だいたい以下のような流れになります。

263年に魏は蜀(しょく)を滅ぼします。
魏は265年に家来の司馬炎(しばえん)が魏を乗っ取っるという事件が発生します。
司馬炎は晋(しん)という王朝をつくってしまうのです。
晋は280年に呉(ご)を滅ぼし、中国は漢王朝の後、晋によって60年ぶりに再統一されることになります。

もしかしたらですよ
司馬炎(晋)= Alibaba(アリババ)

と仮定したら?

それは、ないな

いや まてよ?

Alibaba(アリババ)に「孫」という新興勢力(SoftBankグループ)が協力して Alibaba Cloud(アリババ クラウド)で

クラウド戦国時代を統一

するかも・・・

日本のクラウド市場はまだ存在していない!? 顧客目線で提供するビジネスクラウドの新機軸

いったいどうなるんでしょうか?

日本企業のクラウド嫌い

日本では、まだまだ、実機ベース、いわゆる、データセンター方式が多いです。
名前ではクラウドと言いながら、急激なアクセスには対応できず、アクセスに応じて都度増強などという
「前時代的」な運営も残っています。

総務省(SSLで保護されていません)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h29/html/nc262140.html

一部でもクラウドサービスを利用していると回答した企業の割合は46.9%

クラウドサービスを利用しない理由

  • 「必要がない」が47.3%
  • 「情報漏えいなどセキュリティに不安がある」(35.4%)
  • 「クラウドの導入に伴う既存システムの改修コストが大きい」(22.4%)

なるほど 納得するところもありますね。

では、1つずつ、みてゆきましょう。
必要がない
というのは、自社でサーバーの運営をしているのでしょうか?
それともどこにも接続していないということになるのでしょうか?
パソコンを使っていないということでしたら「必要ありません」

情報漏えいなどセキュリティに不安がある
社内にサーバをおいているほうがセキュリティ面で危険です。盗まれたらOUT
データセンターに実機を置いておいた場合もバージョンアップを忘れるとセキュリティホールから情報を抜かれるかも知れません。

クラウドの導入に伴う既存システムの改修コストが大きい
これに関しては、ダラダラと既存システムを運営するほうが問題です。
数年先にコストが逆転します。
また、現在の業務を変えないようにカスタマイズを多く加えたシステムを使い続けていることは、「人依存」になるため近い将来、確実に破綻します。

思い切ってERP(基幹業務パッケージ)に切り替えて人を業務を合わせるほうが、コスト面、将来性を考えて正解だと思います。
もっともそうしたら「パッケージ(もどき)を売ってカスタマイズで儲ける」今のSI屋さんは、厳しくなりますが・・・
そこについては、また別の所で話をしようと思っています。

話をもどして

現在の日本企業では、年単位で事業計画を出して予算を組むところが多いと思います。
そのため使用量に応じて料金が変動するというクラウドへの移行が難しいという状況が発生します。

データセンター+実サーバーという仕組みは、これからのIT戦略として間違っています。
急激なアクセス増加に対応することはできないし、お試しでサービスを始めるにもクラウドよりコストがかかります。

先を見据えた経営だったらクラウドのほうが最終的にコストが下がります。

あえてクラウドにしない場合もありますが、特殊な場合を除いてクラウドにすべきだと思います。

まとめ

IT関連全てですが、クラウド事業も外国企業に確実に負けます。
規模が違うし、これから追いつける世界ではありません。
勝てない勝負は、しないのが、ビジネスの鉄則

彼らのクラウドを利用して新しいビジネスを生み出すことに力を注ぎ込んだほうが、将来性があると思っています。

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