IT小僧の時事放談

日本のコンテンツプロバイダーの終焉 ダウンロード販売は終了です。

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未確定情報ですが、「Appleの音楽ダウンロード販売が2019年までに終わる」という報道が一部で発生いたしました。

本当? 「Appleの音楽ダウンロード販売が2019年までに終わる」との海外報道
https://www.gizmodo.jp/2017/12/apple-music-downloads-2019.html
GIZMODE

これが、確定情報なのかどうかは、わかりませんが、遠からず、「ダウンロード販売」は、終焉を迎えることでしょう。

今回の「IT小僧の時事放談」は、「日本のコンテンツプロバイダーの終焉 ダウンロード販売は終了です」
と題して、ダウンロード販売=日本のコンテンツプロバイダーについて考えてみます。

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コンテンツプロバイダーと着うた

コンテンツプロバイダーとは?
簡単に言ってしまえば
「デジタルコンテンツ(音楽、映像、書籍、キャラクター)」を権利元から仕入れて、主にWeb上で販売する業者のことです。

コンテンツプロバイダーは、スマートフォンの前の時代、いわゆる「ガラ携」と呼ばれた携帯電話が普及していたころ「着うた」と呼ばれる着信音の販売で勢力を伸ばしてきました。

2002年12月にKDDI/沖縄セルラー電話連合の各auブランドの携帯電話端末でサービスが開始されました。
この時のau端末にバンドルされたCHEMISTRY「My Gift to You」が世界初の着うたである。と言われています。
Wikipediaより

これは、大ヒットしました。
最初は、30秒ぐらいの長さでしたが、「着うたフル」とかに長尺の曲に対応、そこからの流れで「ウォークマン携帯 W42S」などが登場して「携帯で音楽を聴く」という時代に発展しました。

当時、日本の携帯電話は、世界一でした。

このとき活躍したのがコンテンツプロバイダーと呼ばれる会社です。
楽曲をレコード会社から買い取って、デジタル化して曲を販売という形式は、莫大な富を生みました。

絵文字文化

「着うた文化」から発展した、高機能「ガラ携」は、絵文字文化を発生させす。
今では、「Emoji」としてiPhoneにも搭載されるというワールドワイドの世界ですが、発端は、日本の「ガラ携」です。

「着うた」で金鉱を掘り当てた「日本のコンテンツプロバイダー」は、次に「絵文字」に注目しました。
これも大ヒット
「着うた」より利益率が高い「絵文字」で更に利益を生み出してゆきます。

ゲームに進出

資金を得た日本のコンテンツプロバイダーは、次にゲームへと進みます。
これも大ヒットします。
インターネット・バブルで沈んだ「似非システム屋」と違い、着実に客層を掴み、大企業となってゆきます。

ただし、ゲームは、当たりハズレが多いため、資金繰りで苦労した会社もあったようです。
GREE、Mobage(DeNA)が代表される企業です。

iPhoneショック

2007年1月 伝説的なスティーブ・ジョブズのプレゼンで幕を開けたスマートフォンがコンテンツプロバイダー衰退への最初の一歩でした。

当時、日本のガラ携は、i-modeをはじめ、インターネット接続で世界トップに君臨していました。
iPhone登場に対しても「あんなものオモチャ オモチャ」と言って相手にしない企業が多かったです。
「自分たちには、フューチャーフォン(ガラ携)がある」
と言って見向きもしませんでした。
象徴的なのは、DoCoMo(現 docomo)え、i-modeで世界進出、一兆円超える海外投資で世界を制する勢いでした。

こんな記事もあります。
「NTTドコモは2006年1月時点で世界最大(登録者数45,687,117人)のワイヤレスインターネットプロバイダとしてギネス・ワールド・レコーズ」を取得

しかし、反抗の狼煙が、アメリカをはじめ世界中で起こりはじめました。
スマートフォンの逆襲がはじまったのです。

スマートフォンの逆襲

iPhoneの機能がアップされ ついにSoftBankから発売
2008年6月 ここが分岐点でした。
既にiPodで音楽市場をSONYから奪い取っていたAppleのiPhoneが国内販売されると爆発的に普及しました。
Appleに対抗したAndroidも世界中に広まります。

「フューチャーフォン」で世界を制しようとしていた日本のキャリアは、まるでオセロゲームのように一気に形勢逆転されてしまいました。

これに先立つこと3年前、Appleは、先に日本企業(docomoや家電メーカー)に携帯電話の共同開発を持ちかけていました。
ここで「If」が発生します。
日本企業は、見向きもしなかった・・・
いや、フューチャーフォンが世界を制すると信じていたのでしょうか?

日本にもただ一人だけ、未来が見えていた男がいました。
孫正義率いるSoftBankは、これを足がかりに世界的な企業へと発展してゆきます。
彼は、2004年にスティーブ・ジョブズにiPodと携帯電話の連動について提案していたそうです。

この話は、また別の機会にします。

ここが転換期でした。
デジタルコンテンツを販売していた企業は、Appleをはじめスマートフォンの対応が遅れてしまったのです。

業界縮小

スマートフォンへの対応が遅れた各社の業績は、下降線を辿ります。
変わって伸びてきたのは、スマートフォンアプリ開発会社やスマートフォンをターゲットとしたサービスです。
主導権は、すでに日本にはなくAppleやGoogle、米国、中国、台湾、韓国が世界のトップを走ります。

スマートフォンのコンテンツに関しても主導権がありませんでした。
Appleは、音楽配信を自前で行い、その他を完全に排除しました。
音楽配信もスェーデンからSpotifyが2006年から開始、ストリーミング配信が始まります。
AppleもiTunesでダウンロード販売からやがてAppleMusicへとストリーミングに発展します。

これまで「ダウンロードを主軸」としていたコンテンツプロバイダーは、これらのストリーミング配信に太刀打ちできずに縮小へ進んでいきました。

音楽媒体の変化

最初は、レコードでした。
やがて、カセットテープが生まれ
CDやMDへと移り変わります。
MP3文化が始まり
iPodでダウンロード文化の頂点に立っていました。
ストリーミングへと移り変わりました。

カセットテープ時代に世界を制したWalkmanのSONYを最後に日本がキャスティングボードを握ることはありませんでした。

レコード会社、著作権団体の古い体質が足枷になってしまいました。
未だに「日本レコード協会」などという名前の団体が存在しているようでは未来はありません。

そして、これら配信媒体の変化について行けなかったのが「日本のコンテンツプロバイダー」です。

Spotifyの上陸、AmazonMusic、AppleMusicのストリーミングでトドメを刺されています。
未だに配信レートが128kbpsあたりでダウンロード販売しているようでは未来はありません。

まとめ

iTunesのダウンロード販売も何れ終わることになるでしょう。
CDも、握手券のおまけと成り果ててしまい、この先はなくなります。
ダウンロード販売も数年以内に消え去る運命になると思います。

音楽は、海外のストリーミングプロバイダーに制圧されてしましました。
映像もNetflix、Amazon Prime Video、YouTubeの進出でTVさえも終焉を迎えようとしています。
こうして記事を書いている最中にこんな情報も入ってきました。
「YouTubeがサブスク型音楽配信サービスを始めるかも。」

MusicVideoをYouTubeで公式に流され始めたらおそらくもうどこにも日本の入る隙間なし!

「国内のコンテンツプロバイダー」の役目は、事実上終わっています。

iPhoneからはじまった、スマートフォンが別な新しいものに切り替わる時、再び日本にチャンスがあるでしょうか?

デジタルに弱い日本の経営者が生き残る道があるかどうか問われる時代になってきました。

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