日本のIT屋に一言

求人が多い今がチャンス 派遣と下請ベンダーから脱出するために10の戦略で転職を成功させよう。

更新日:

468 x 60 バナー広告A

一度、底辺に落ちてしまったら、這い上がるのが難しい、今の日本の資本主義社会
既得権益を得た人が豊かになり、それ以外の人は、知らず知らずにカネを吸い上げられてしまいます。
ここ10年、富めるものと貧するものがはっきりと分かれてきました。

吸い上げられたおカネは、一極に集中します。
企業は、儲かったおカネを社員に還元せずに内部保留で溜め込んでいる(ところが多い気がする)
若年層は、安い給与で働かされ、団塊の世代は、年金で逃げ切り

今回の日本のIT屋に一言は、
求人が多い今がチャンス 派遣と下請ベンダーから脱出するために10の戦略で転職を成功させよう。
と題して、
特定労働者派遣事業(特定派遣)の猶予が、2018年9月29日に終了するこのタイミングで未来のない派遣エンジニアから脱出しようという
お話です。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

底辺の仕事

ITエンジニアは、かつて、ほどほどの収入を得ることができる職業でした。
いや、今でもAIなどごく一部の分野では、高収入を得ることができています。

給料BANK「日本の給料&職業図鑑」を参照し、給料を見てみると、
平均給与:41万円
20代:30万円
30代:45万円
40代:49万円
給料BANK「日本の給料&職業図鑑」

システムエンジニア(SE)の年代別年収は、
30代の年収が約511.7万円~(推定)
40代で656.0万円~(推定)
50代で787.2万円~(推定)
給料BANK「日本の給料&職業図鑑」
総務省
http://www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf

でも、こんなの嘘っぱちです。
このような調査は、上場企業の情報を集約したものが殆どで、彼らの下請けで働いているエンジニアは、こんなにもらっていません。

下請、そして孫受け、ひ孫受け、そしてさらに下に続く、多重下請構造が確率してしまった日本のIT業界、一番働いている人たちが、仕事の割に給与をもらっていないのです。
ITエンジニアは、いつままにか底辺の仕事と揶揄されるようになってしまいました。

特定労働者派遣事業(特定派遣)猶予期間終了

以前のブログでも書いたのですが、特定労働者派遣事業(特定派遣)猶予期間終了が、近づいています。
今まで届け出だけでITエンジニアを派遣できたのが、2018年9月29日以降禁止されます。

特定労働者派遣事業は、許可制となり
一定の条件を満たさない場合、今までと同じように派遣することができなくなります。
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000178229.pdf

例えば
・資産要件(純資産2000万円、現預金1500万円)
・教育の義務化
・一定の広さの事務所が必要
他にも条件が多くありますが、この条件を達成できるのは、ごく一部の大手派遣業界に限られます。
また、中小IT企業も派遣で収益を得てきたところもありますが、これらもすべて続けられなくなります。

開発の希望に応じて人員を増やしたり減らしたりできる、派遣という都合の良いシステムは、大きな節目を迎えるということになります。

いつでも人を切ることのできる派遣という
「都合の良い甘い汁」を吸ってきた発注元の企業やSIer(システムインテグレーター)にとって人を面倒なことになるでしょう。

「人手が足りないから派遣でITエンジニアを調達しよう」

などということが簡単にできなくなるわけです。

3年過ぎたら正社員なんて夢

そして、さらに大きな問題が待っています。
「派遣社員が同一の組織で3年以上勤務する場合には、派遣先企業への正社員への転換や派遣元が無期雇用社員として雇う」
という法律の施行です。

派遣で仕事をしていた人も3年で企業が雇う可能性は、低く
結局3年毎に仕事先が変わることになるわけです。

これには、隠れ蓑的な要素があって「同一の組織」という文言です。
同じ会社でも「別の組織」ならばいいのか?
企業で絶対的な信頼を得ている派遣社員を手放さない手段が出てきそうです。

無期雇用社員

「定年までは、毎年契約更新することなく雇用が継続する契約社員」
無期雇用社員を活用する企業も増えてくると思います。
企業にとってめちゃくちゃ癒合の良い話で社員ではないので諸費用はかからず、給与も抑えられます。

そんなこといっていないで

優秀ならば、正式採用すればいいのに

と思うあなた
いいえ、優秀な人物を安く使おうとするのが、企業という「いきもの」なのです。

この企業にメリットしかない施策は、厚生労働省の「正社員転換・待遇改善実現プラン」に基づくもので

総務省の労働力調査によれば、2017年の正規の職員・従業員は3423万人と56万人の増加、非正規の職員・従業員は2036 万人と13万人の増加
非正規の職員・従業員の割合は 37.3%

無期雇用社員は、非正規の職員・従業員ではない

という解釈で
非正規雇用の割合を減らして以下の悪い数字を修正したいための施策とも思えます。
企業と厚生労働省、どちらにとっても有利なものですが 働く人にとって 有利でもなんでもないのです。
https://www.mhlw.go.jp/content/000179034.pdf

年齢の壁

リクルートキャリアの人のインタビュー記事をみたことがあります。
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00395/080600004/?P=3

ITエンジニアにとっては無期雇用や教育の機会の増加など、派遣として働くことのメリットが高まっている。
「派遣であれば業務を選ぶことができる。ITエンジニアとして長期にキャリア形成を考える中で、派遣社員としてより新しい技術を使ったプロジェクトに参加し、キャリアチェンジやキャリアアップを考えるケースは増えている」

さらに

メーカー系ITベンダーに勤めていたITエンジニアがより幅広い技術に触れるために派遣事業者に転職したり、サーバー側を長年担当していた40歳代のITエンジニアが新しい技術を身につけるために敢えて派遣を選択

これは、本当なのでしょうか?

今、人手不足で多くの派遣が必要なだけであって、派遣は、将来の保証などまったくありません。

ましてや ITエンジニアは、40歳を超えて一気に需要が減ります。
企業は、
ギャラが高い高年齢よりも安くい若い人
の方が好きなのです。

こんなの 介護業やサービス業と同じように人手不足になるに決まっています。

本当に人を集めたかったら

高額な報酬を提示すれば、すぐに応募が殺到します。
Huaweiが日本で技術者を募集したらすごい人の応募があったそうです。
年収 1千万以上

「日本は、(安い報酬)優秀な人材が集まる」
と言ったとか・・・

日本企業でHuaweiのような求人を出す企業ってありますか?
どどんなに優秀なエンジニアでも一般職と同じというのがこの国の企業体質なのです。

もっとおカネを貰える職業だろ!

ITエンジニアの報酬って技術職という一面からみれば、もっと高収入でいいはずです。

どんなに優れた技術や知識があっても、日本企業は、一般職と同じ水準の給与

さらに 多重下請精度を確立させた SIer(システムインテグレータ)という企業配下のシステムは、
「優秀な人材を以下に安く使って利益をあげる」
ことに成功しました。

そのためIT技術者は、いつのまにか低賃金で働かせられています。

間違いなく言えることは
多くの派遣ITエンジニアは、やがて年齢とともに仕事を失います。

40代を超えたら 一気に求人は減ります。
派遣の声も少しずつかからなくなってきます。

ITの世界で仕事を続けたいならば、その前に行動しましょう。

東京オリンピックのあと

2010年、東京オリンピックがあります。
現在、公共事業が中心ですがおカネが出回っている状況

Tが企業の命運を握っていると気がついた企業は、このタイミングで旧システムの入れ替えを実施中
ERP(基幹系情報システム)を推し進め、AIを活用、事務職を中心にコストカットをして2020年以降を乗り切ろうとしているのです。

銀行が生き残りをかけてIT関連業務に投資をしているのは、オリンピックのあとに来る反動に対して準備しているのでしょう。
ITを軽視している企業は、旧来のシステムを切り替えられずにコストの増加で沈んでゆくことになるのです。
※ERP Enterprise Resources Planning の略であり、企業経営の基本となる資源要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に分配し有効活用する計画=考え方を意味します。 現在では、「基幹系情報システム」

ERPとAIの準備ができている企業は、東京オリンピックのあとに待っている(と思われる)経済クラッシュを乗り切り、さらに発展の可能性があります。

しかし、多くの企業は、体力のないところから破綻をし始め、さらには、この国の主力産業である自動車産業が、電気自動車の普及で欧米&中国に敗退する可能性があります。

今から10年前、ガラ携がスマートフォンに切り替わった時にガラ携で世を謳歌していた日本の携帯電話産業が壊滅したのと同じ経緯を辿るかも知れません。

日本経済は、冷え込み、企業は、真っ先にIT予算を削ります。
今までのような大型案件もなくなり、公共事業の案件も減ることでしょう。

求人サバイバル時代が来るかも知れません。

その時に真っ先に切られるのが、派遣業、または、下請ベンダーで派遣によって経営が成り立っていたIT企業です。

派遣と下請ベンダーから抜け出すチャンス

現在、派遣で働いている人、下請ベンダー企業で働いている人は、求人が数多く出ている今が、チャンスです。

そのためには、事前準備を行ってください。
求人エージェントの登録を中心に自分をステップアップさせるために動き出すことが必要です。

まずは、自己分析をかねて、自分の価値を知らべましょう



そしてステップアップに向けて行動に移す場合に有効な情報を検討します。

 

10の戦略で転職を成功させよう

正社員としてIT企業に入社することを目標とするわけですが、これには戦略が必要です。

戦略1 自己分析

自分が、これまで何をやってきたのかまとめましょう。業務経歴書をつくる時必要です。

戦略2 自己アピール

自分は、何ができるのか? 自己分析をもとに企業に対するアピールポイントを1つつくる。
※短い面接の時間で「なんでもできますは、逆効果 一点突破が有効」

戦略3 プレゼンテーション

面接の時に自己プレゼンができるように準備をしましょう。
PowerPointなどでプレゼン資料をつくるのもひとつの手段です。
状況に応じてですが、許可を経てノートパソコンやタブレットでプレゼンするのも企業の雰囲気によっては効果的です。
ノートパソコンやタブレットが、だめな場合もあるので カラー印刷したものも準備しておきましょう。

あらかじめプレゼンの予行演習はかならず行ってください。

戦略4 企業先の徹底調査

面接を受ける企業のサービスを徹底的に調査しましょう。
・社長の情報、起業の経緯
・サービス内容
サービス内容を調べてその感想を準備しましょう。
「ここがダメでここを改善したらもっとよくなる」
なんてことができれば、パーフェクト

戦略5 服装

服装は、清潔なものにすることが必須です。
古臭い考えのオッサンが面接に出て来た場合の対策です。

戦略6 企業を面接する気持ち

どんな企業なのか、こちらから企業を面接するぐらいの気持ちで臨もう。
入社したいという気持ちより
こいつを、ぜひ入社させたい
と思わせることが大切です。

そのためには、「入社させてほしい」という気持ちは奥に隠すこと。

戦略7 たくさんの企業を受けよう

面接は、実地練習しかありません。
臨機応変に対応することが求まられます。
それには、場数を踏むことが大切です。

戦略8 結果を記録しよう

面接までこぎつけてダメだった場合、
面接でどこがダメだったのか
記録を残しましょう。
EvernoteでもOneNoteでも何でも構いません。
書いた日時が残るものに残すことが大事です。

次の面接の機会にその反省点が生きるはず!

戦略9 大きな字と大きな声で話そう

面接する立場からすると 声が小さいのは、減点対象です。
大きな声で話さないと、年配者の面接者は、聞こえません。

また、経歴者など、極端な小さな字で書くのは控えましょう。
面接の鍵を握っている「おじさん」は、老眼なひとが多いです。

戦略10 あきらめない

何社受けても書類審査で落ちる。
自分も49歳で転職した時に同じ経験をしています。

年齢だけでお断り、なんて当たり前、50通送って面接が3社あればいい方だと思ってください。
数をこなすうちに「面接してくれそうな企業の雰囲気」がわかってきます。

精神的に追い込まれますが、気にしない、気にしない、時には好きなことで発散しましょう。
自分に合う企業が必ずあるはず。

お祈りメールなどゴミ箱直行、みないようにするのが、心の平穏を保つコツです。

なぁんだ、あたりまえのことじじゃないか・・・
と思う人がいるかと思いますが、

あたりまえのことができていない人が多いのです。

IT転職 オススメ求人エージェント

仕事をしながらとすると時間が足りません。
そのときは、エージェンに応募してサービス側にマッチングしてもらうのが効率的です。

エージェントだけだとなかなか紹介されない場合もあるので通常の応募サイトも活用します。
ハイクラスを目指しましょう。

ポイントは、多くの企業と接触を持つことです。
あなたが、40歳以上だった場合、面接の前にお断りされる場合が多くなります。
挫けずに応募を続けましょう。

そして、戦略をたてて準備をしてください。
ぶっつけ本番で突破できるほど企業は甘くありません。

まとめ

IT業界が、劇的に変化しようとしています。
これから来ると予想される大型案件の終了と減少、基幹業務がERPとAIに置き換わることによって、多くの下請ベンダーのエンジニアが職を失うことが予測されます。

そうなったとき、派遣の仕事があるかどうかわかりません。
その前に自分のキャリアを考えて派遣、そして派遣中心の下請会社から脱出しましょう。

オリンピックまであと2年 そしてその2年後あたりから
人あまりの時代が確実にやってきます。

時間は、もうあまり残っていません。

AdSence 336x280

AdSence 336x280

-日本のIT屋に一言
-,

Copyright© IT小僧の時事放談 , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.