あなたの会社に新規事業とかいう部署がありますか? 新規事業が儲からない理由

日本のIT屋に一言

あなたの会社に新規事業とかいう部署がありますか? 新規事業が儲からない理由

更新日:

サッカーの監督は、いろいろなタイプがありますが、大きく分けて2種類に分類されます。
・選手を取っ替え引っ替えして混乱を起こすタイプ
もうひとつが
・頑固に同じ選手を使い続けて選手の不振で沈んでしまうタイプ
この両方をバランスよく実践できる監督ってなかなかいないものです。

今回の日本のIT屋に一言
あなたの会社に新規事業とかいう部署がありますか? 新規事業が儲からない理由
について考えてみました。

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最後までお付き合いいただけたら幸いです。

新規事業部

あなたの会社で新規事業とか新規開拓とか専門にやっている部署ってありませんか?
スタートアップ企業は、別として、会社の組織内の話です。

その部署って
「新規事業で成功していますか?」
おそらく9割以上の確率で失敗していると思います。

なぜって?
これから順を追ってお話しますが、「そうそう」「あるある」と思っていただけたら
あなたの会社の新規事業は、厳しいと思ってください。

ある朝、社長から発せられる言葉

ある日、社長、もしくは、経営者層からこんな話が出てきたことってありませんか?

「AIというものを使ってなにかできないか?」
「IoTっていうものが、これからの主流になりそうだね」
「インフルエンサーが・・・・」

昨夜、NHKの「クローズアップ現代」とか、朝のNHKニュースのコーナーとか
日経新聞のIT関連の記事を読んだんだろうな
なんて簡単に想像がつきます。

もともとデジタルに詳しくない経営者に向けて
AI、IoT、Cloud
というキーワードで「カネのニオイがするよ」と誘導しているわけですから
簡単に引っかかる人が多いんでしょうね。

このブログを読んでいる皆様ならお気づきだと思いますが、
「AIやIoTでなんかやっても簡単には、儲からない」
わけです。
儲かるのは、システムコンサルタントとかシステムインテグレーターとかITなんちゃら
とか、いう会社や肩書を持った人たちです。

おカネがあってデジタルに疎い経営者を虎視眈々と狙っています。

おっと、全部が全部ではありませんよ、
システムコンサルタントとかシステムインテグレーターとかITなんちゃら
の人たちでも本物の人は多いのですが、インチキな人も多いということです。
お間違えないように

新規事業は、当たったらラッキー

さて、デジタルに疎い経営者がつくった新規事業部ですが、はたして成功するでしょうか?

結論から言うと
奇跡でも起きない限り成功しない
と断言します。

なぜなら、デジタルに疎い経営者は、早くて数ヶ月、遅くて1年で
「なんで儲からないの・・・」
とプレッシャーをかけて社員を追い詰めてしまうからです。

売上が上がらないと追い詰められて辞めてしまった社員を何人も見てきました。

そもそも、サービスを開始して3ヶ月で利益を上げろと言う経営者は、IT産業から去ったほうが賢明です。

TwitterもGoogleもYoutubeもAmazonもFacebookという世界のトップクラスの企業も5年近くは、赤字状態が続きます。
諦めなかったこと、資金が続いたこと、そして幸運があって成功したわけです。
同じようなアイデアで起業したところも多いと思いますが、資金ショート、運がなかったなどで消え去ります。

新規事業は、勝ち残ったところではなく、生き残ったところが勝利をするのです。

新規事業に予算を組み込むな

新規事業に予算を追わせて達成できないと社員の給料を減らすなど言語道断
そんな企業は、絶対に新規事業など生まれてこないでしょう。

そもそも、そんな予算を組まされた事業部に入ってしまったら不幸です。
さっさと次の会社を見つけることをオススメします。

既存事業が傾いたから新規事業

企業は、儲かるスイートスポットを持っています。
つまり、儲かる部門ですね。
これがない企業は、存続できませんから、どんな企業でも必ずあるはずです。

牛丼屋さんは、牛丼
とんかつ屋さんは、とんかつ
新聞やさんは、新聞

当たり前ですが、これらの主軸がしっかりしているから他の分野に手が出せるのです。
主軸が傾きそうだからと言って新規事業を立ち上げてももう遅い。

ITに疎い経営者は、それこそ
「なんで結果がでない!」
とお怒りになって新規事業を追い込んでしまうでしょう。

結果は、おわかりですよね。
「会社にとっていちばん大事な人材が流失」
してしまうのです。

外部から招いた人にやらせたはいけない

「今度、入社した、ナニナニの経験がある、XXXさんに新規事業をたちあげてもらいます。」

外部から詳しい人を招いて新規事業を立ち上がる。

よくある話ですよね。

結果は、半年後あたりに結果が出ずに退社
これもよくある話です。
新しく入った人に新規事業を任せても他の社員から、支援されないことがわからないのでしょうか?

新規事業なんて、そもそも「博打」みたいなもので当たるかどうかわからない。
「多くは、失敗し、その中から1つでも成功をつかめればよし」
というぐらいだと思っています。

ですから、他の部署のトップからすると
「利益をあげすに俺たちの稼いだカネで遊びやがって」
と思っていることが多いはずです。

新規事業は、社長の直轄クラスで行うべきで新しい人にはやらせないほうが賢明です。

社内コンペ

経営者は、新規事業のメンバーから上がってきた案を自分の意見だけで握りつぶしていませんか?

ある会社で、
ランダムにグループ結成し、週イチで会議、新しい案件を全員集まった中でプレゼンする。
という社内コンペが行われていました。

若い社員は、面白そうだと、頭を捻り、アイデアを絞り出し、プレゼンを行ったのですが、
「そんなのおカネにならない」
「意味がわからない」
「何が楽しいかわからない」
という経営者の一言で片付けられてしまいました。

TwitterもFacebookもやったこともなく、スマートフォンもわからないと社員を呼び出すようなIT企業の経営者にそんなこと言われたら
あなたは、どういう気持になるでしょうか?

モチベーションだだ下がりです。

「これこれこういうとこをがわからない」
「これは、意味がわからないから教えてほしい」
と経営者からレスポンスがあれば、
「わかるように説明します」
「次回はこうしよう」
とモチベーションを保つことができるのに
激論を交わし、熱意を持ってプレゼンの準備をした人の熱意を「わからない」の一言で消し去ってしまい
「どこがわからなかったのか?」
「何がいけなかったのか?」
と何も意見がでてこないまま、コンペの結果さえ発表されない状態が続き、その結果

「有能な若手は、会社を去っていきました」

この会社は、経営者に気に入られないと何もできない。
若い社員は、会社の雰囲気に敏感だということを忘れてはいけません。

反省会なし

事業が失敗することはよくあることです。
全部が全部、成功するとは、限りません

なぜ失敗したか?
と失敗した原因をメンバーで話し合い、メンバーに共有することで次につながります。

「来月いっぱいで終了する」
というひとことで事業を閉じられても失敗から学ぶノウハウを得ることはできません。

事業を失敗し続ける企業は、ここがダメで同じことを繰り返します。

宣伝

IT系の新規サービスを成功させるには、広告が大事です。
広告もしないとそもそも誰も使ってくれません。

広告するなら半端なく(つまりおカネをかけて)やらないと効果はないでしょう。
新規サービスが成功するかどうかは、おカネをかけられるかどうかにかかっています。

そうです おカネは、成功までの時間短縮方法なのです。

と言っても事業を成功させるためにいきなりアフィリエイトでキャッシュバックの手段を使ってはいけません。
アフィリエイトでキャッシュバックは、キャッシュバックが目的でサービスを使いません。

IT系サービスは、ヒットする「きっかけ」などわかりません。
だから、YouTuberとかブロガーなどに宣伝をしてもらうのです。

ネットに単に広告だけ乗せればよいという時代ではないのです。

人を集めろ

新規事業で成功するには、メンバーの好きなこと、やってみたいことをとことん追ってゆくしかないでしょう。

経営者から
「昨日テレビでやっていたから、これを調べなさい」
とか、強要された新規事業は、まず失敗します。

新規事業に配属されたら、やってみたいことを追い続けるしかありません。
事業を開始したら、広めることに全力を傾けます。
広まってしまえば、おカネは、あとから着いてきます。

IT系の事業は、人を集めることが大事なのです。

勝利者のいるところで戦うな

いまさら、音楽系ダウンロードで勝負しても無意味です。
Spotify、AppleMusic他にもGoogle、Amazon どう考えても勝負は見えています。
もちろん、これらの企業より大規模に資金を投入できれば別です。

音楽系で勝負するなら、演歌、昭和歌謡曲、落語などの思い切った専門性で勝負するしかないでしょう。

これは、動画も書籍も同様です。
巨人が闊歩しているところで槍をもって戦うべきではないのです。

と言ってもすでにダウンロードビジネスは、終わっています。
いまさら1曲数百円で販売するなど愚の骨頂です。
ダウンロード販売で生き残るとしたら、ONKYOがやっているようなハイレゾで勝負するぐらいしかありません。

専門的なところで勝負

もしIT系事業を行うとすれば、誰もやっていない、あるいは、先駆者がいるけど まだ弱いところを狙うべきです。
と言っても群雄割拠、魑魅魍魎たるIT系事業は、そう簡単ではありません。
「だいたいのことは、先に誰かがやっている」
と思ってください。

ここから先は、自分でもわかりません。
わかったら、先にやって儲けています。

だから新規事業は、難しいのです。

まとめ

サッカーは、失敗のスポーツです。
これほど点数がはいらないものも珍しいでしょう。
何度も何度も攻撃しては、枠を外し、ゴールキーパーに止められ、いつくるかも知れないパスを待って走り続ける。
こんなに効率の悪いスポーツはありません。
でも、世界中に愛されています。
それは、ゴールの瞬間のあの快感を待っているのです。

経営者のみなさん
新規事業部は、すぐに結果を求めず、当たったらラッキーぐらいの気持ちで見守ってください。
ラッキーが来れば、巨大なおカネを生むはずです。
それが、1年後かも知れませんし、明日かも知れません。

その覚悟がなかったら、新規事業などつくって
有能な人材を失う
ことをしないようにしましょう。

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