日本のIT屋に一言

コンピュータ屋だけじゃない あたりまえを守っている人たち

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昭和40年代といってもピンと来ないほとが多いと思いますが、西暦でいうと1965年~1974年になります。
日本は、まだ発展途上で高度経済成長と呼ばれ、大人たちは、今よりも逞しく生きていました。

そんな時代、停電、断水ありました。
地方差は、あると思いますが田舎では、結構多く、ロウソクをつけてご飯を食べていたことを記憶しています。

今回の日本のIT屋にひとことでは、
コンピュータ屋だけじゃない あたりまえを守っている人たち
と題して
電気、ガス、水道、そしてネットサービス「あたりまえ」のように使えると思いがちですが、この「あたりまえ」を守るためにどれだけの人とお金が使われているか再認識してみよう。

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小難しい話をできる限りわかりやすく解説しながらブログにしました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

ファーストサーバシステム障害

ファーストサーバが大規模なシステム障害を起こして問題になっています。

ソフトバンク子会社のファーストサーバは2018年6月19日から7月9日にかけて、レンタルサーバーサービス「Zenlogic(ゼンロジック)」で大規模なシステム障害を起こした。
日経 XTECH

 

「緊急メンテナンスの開始6分前に連絡が来るとは。何も手が打てないではないか」
長野電鉄企画部の担当者
日経 XTECH

 

2018年6月19日から一部顧客のサーバーで断続的にサービスが利用しにくい状況が発生していた。問題を解消するため、ファーストサーバは7月6日午後8時から顧客向けサービスを全面停止してメンテナンス作業を始めた。7月9日午前8時にサービス再開を予告していた。しかし同日の夕方になってもメンテナンス作業は終わらなかった。1日以上作業が長引いたことになる。
日経 XTECH

ファーストサーバのレンタルサーバー「Zenlogic」でシステム障害、復旧のメド立たず
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/news/18/01905/

ざっと記事を抜き出してもそうとうやばそうな状況ですね。
西日本豪雨の影響をうけて長野電鉄は、Webサイトで運行情報を提供できなくなり、さらに社内メールもできない状態になってしまいました。
Webサイトで運行情報を調べようとした人は、情報を調べようにも電話番号もサイトに掲載されていたため番号がわからない。

長野電鉄は、他社サービスへの乗り換えを検討しているという。

ファーストサーバは、影響を受けた顧客に対して「品質保証制度(SLA)」に則り返金を限定しているが、Webサイトが使えないことによる営業補填は行わない方針になっています。
http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/mizsei/mizukokudo_mizsei_fr1_000036.html

約款に営業補填をしない等の記載があれば、支払いの義務は、ないのでWebサービスで受けた利益と信頼は、戻ってこないでしょう。

インフラは、動いていてあたりまえ

電気、ガス、水道、携帯電話、そしてインターネット
毎日使っているものは、動いてあたりまえと思っていませんか?

電気は、発電所から自宅までの長い道のりを送電線で運ばれてきます。
水力発電所だったらものすごく深い山奥から、強大な送電線を通じて自宅やオフィスまで電気がやってきます。

水道は、水源と呼ばれるところで水を取得、ろ過、殺菌などを行い、これまた、水道管という長い長いパイプを通って蛇口から水が出てきます。
水道の水が美味しくないと言いますが、日本は、世界的にも真水に恵まれた国です。
多くの国では、真水がないか、水の質が悪く、水が原因で病気になっている人がたくさんいることを忘れないでほしいと思います。
国土交通省:世界の水資源

ガスは、都市ガスなら地中のガス管が遠くのタンクより送られてきます。
発火性のあるものなので絶対に漏れるなどあってはいけません。

これら電気、水道、ガスのインフラと呼ばれるものは、使えてあたりまえという感覚がありますが、あたりまえを保持するために多くの人とカネが、使われています。
特に人に関しては、「止めてはいけない」という使命のもと管理をされているわけで、シビアな仕事かと思っています。

インフラが 止まると 文句を言う人が、必ずいます!

文句をネットで吐き散らかしても何も起きやしないのでそれでも毒づく人は、日頃インフラを守っている人たちのことをわかっていない。

使えて「あたりまえ」ではないのです。
止まってしまうかも知れないものを人間の努力と知恵で「あたりまえ」の生活を守っているのです。

「あたりまえ」のときは、褒められず、問題が起こると怒られる。

因果な商売です。

人は、必ずミスをします。そのミスをしてはいけない仕事が世の中には、あるのです。

クラウド

インターネットで使われているサーバ機器、かつては、データセンターと呼ばれるところで、実機(パソコンのスゴイヤツとでも思ってください)が置いてありそこと回線で接続しているという仕組みでした。(まだ、ありますが)
今は、クラウド(Cloud)という仕組みに変わりつつあります。

このデータセンターの実機とクラウドの違いは、

データセンター実機
・あなたの使うサーバはこれです。と限定されています。

クラウド
・あなたの使っているサーバは、接続先のどこかにあります。
つまり特定されたサーバ機器ではなく、接続先のどこかと限定されていません。
今、接続しているサイトは、日本ではなく、カルフォルニアのセンターかも知れません。

データセンターもクラウドも原則、止まると困ります。

ファーストサーバの障害は、
Zenlogicという、中小企業のためのクラウド型マネージドレンタルサーバー
で発生しました。

安いことは、安いです。
最小構成で月額890円(税込)~

しかし 障害・メンテナンス情報をみると
https://zenlogic.jp/news/status/failure/

一ヶ月に一回は、障害復旧のお知らせが掲載されています。

これは、ちょっと怖すぎる。

自分がシステム担当者だったら、敬遠します。

安全は、カネで買え

「海外旅行の安全は、カネで買え」
と思っています。
反対意見も多いと思いますが、これは、実際に体験してきたから言えることで
同様に
「システムの安全は、カネで買え」
と考えています。

「安くて良い」という幻想は、捨ててください。
安いところは、リスクが高いという認識でよいと思っています。
でも「高くてダメ」なところもあるので要注意です。

安いということは、コストを下げています。
コストを下げるということは、何かを犠牲にしているわけで、それは
人員のレベルかも知れないし、空調が少しだけ高いかも知れないし、サーバ機器が老朽化しているかも知れないし
などどれかは、わかりませんが、極端に費用が安いところは危険かと思っています。

ですから、企業での絶対に止まってはいけないネットサービスは、きちんとお金を払うべきと思っています。
例えば、AWS(アマゾン)、Googleクラウド、Azure(マイクロソフト)などクラウド御三家なら、まず安心です。
コストをかけてクラウド維持を行っています。
費用は、高いけど、価値があります。

個人のブログなら多少止まってもいいかな?
と思っていましたが、毎日のアクセス数が増えるにつれて、止めてはいけないことを実感しています。
自分は、エックスサーバー株式会社のサーバを契約しています。
ブログをはじめて、もうすぐ1年ですが、止まったりした経験はありません。

多少料金は、高めですが、安心料と思って払っています。
といっても一ヶ月 \1000(税抜)ですので、それほど負担というわけではありません。

もしブログを作ろうかな?と思う方は、こちらで検討してみてください。

停止してしまったサービス

動いてあたりまえのサービスで一番被害が大きいのは、金融関係、特に証券、為替などおカネのからむものは、大騒ぎになります。

先日、みずほ証券でシステム障害が発生しました。
https://www.mizuho-sc.com/failure.html

2018年6月26日から2日半、ネット取引ができなくなりました。

毎日実施するバッチ処理というものが遅延発生して処理が間に合わない
ということで26日の停止を決めたわけですが、自分は、止める決断を評価したいと思っています。

みずほ銀行が、2002年4月にやらかした大事故は、現場の声を無視して強引に可動させた無能な上層部に責任があります。
くだらない合併3銀行の権力いに巻き込まれたエンジニアの何人かは、心や身体を壊し、自殺者も出たとか言われています。

こちらは、ネットではなく、銀行業務そのものに影響が出たため
お金がおろせない
二重振込
など銀行として致命的な障害をひきおこしました。

原因を起こした当時の上層部の人達は、犠牲になった人に対して、哀悼の意を表してほしいと思っています。

つながるのは、あたりまえではない、携帯電話

スマートフォンでネットサービスを使う場合も あたりまえ のようにつながりますが、それは決してあたりまえではないのです。

古くは、地下鉄サリン事件のとき、携帯電話は、ほぼ止まりました。
当時、docomoのmovaという携帯電話を持っていたのですが、docomoは、回線が混雑していて、ほぼつながりませんでした。

ところが、KDDIの携帯電話を持っている人は、普通に電話をかけていました。
要は、契約者数が、まだ少なかったので回線に余裕があったのです。
自分は、その時に携帯電話会社の切り替えを選択しました。
以後、ずっと KDDI(au)を契約しています。

震災の時は、携帯電話がつながりませんでした。
公衆電話や固定電話は、つながったのです。

あの震災にもかかわらず固定電話がつながることの安心感は、半端なかったです。
家族と連絡がとれたのも固定電話で携帯に連絡できたからです。

電話回線もつながるのは、あたりまえ ではなく、影で支えてくれる人がいてはじめて あたりまえのようにつながるのです。

携帯電話もそうですが、最終的には、値段ではなく信頼と実績です。
それは、MVNOという格安携帯電話と呼ばれる回線サービスも同じです。
自分は、auの他に IIJmioを契約しています。
インターネットに最初に接続したプロバイダーと呼ばれる回線業者は、IIJでした。
1994年IIJのダイヤルアップ接続サービスを契約してインターネットの世界に飛び出しました。
あれから25年近くもIIJと契約しています。
その間、大きなトラブルもなくあたりまえに接続できています。

ですから、MVNOを契約するときも迷いなしでIIJmioで契約しました。
家族のスマートフォン回線と自分の2台目のスマートフォンで使用しています。

そしてあたりまえに使えています。
インターネットの世界で絶対的に信頼できる企業なのでこれからも使うことでしょう。
IIJmioに関しては、こちらから詳しい情報をみることができますので信頼おけるMVNOをお探しでしたら、オススメします。

ネットサービスもあたりまえではない
インターネットも今では、あたりまえのように使えています。
でも接続できるには、回線業者、インターネット接続業者、接続先のサービスと多くの人達が関わっています。
アマゾンで買い物できたり、Googleで検索できるのも、多くの人達によって支えられています。

接続できてあたりまえ
検索できてあたりまえ
買い物できてあたりまえ
荷物の配送時間の変更もあたりまえ
郵便の受付時間変更もあたりまえ

接続できないと「キーーーーー」となっTwitterなどに書き散らす人もいますが、せめてコンピュータ業界に身を置くものだったら、止めてほしい。
そんなとこに苦情を書いても何の解決にもならないのは、おわかりですよね。

まとめ

あたりまえ の話を中心にしてきましたが、あたりまえを守るために日夜、頑張っている人がたくさんいます。

インフラ関連の皆様、そしてコンピュータ屋さんの「あたりまえ」を守っている人に、時々でいいのでいいから「ごくろうさまです」と声をかけてあげてください。

そして

あたりまえに動作しているときには、褒められず、問題を起こした時に一斉に叩くということをやめてほしい。

いちコンピュータ屋の端くれとして そう願いたい。

 

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