日本のIT屋に一言

人月商売のベンダーから脱出を急げ 大型案件の終了とともに下請け切りがはじまる?

更新日:

みずほ銀行のシステムは、7/14-17にかけて第二回目の移行が実施されます。
マスコミは、よくわかっていないので
「みずほ銀行大丈夫だ」と言っていますが、
次回から、口座の移行が始まるので
「本当の勝負はここから」
です。
現場のエンジニアの皆様、応援しています。

総額4000億円とも言われる、平成の大事業が終焉へと向かっている中で
いろいろなことが、囁かれています。

今回の「IT業界にひとこと」では、
「人月商売のベンダーから脱出を急げ 大型案件の終了とともに下請け切りがはじまる?」
と題して、
「人月で仕事をしている人は、急いで他の道を探せ」
というお話をします。

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これは、自分も体験してきた話なので何かの参考になるかも知れません。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

ピラミッド構造

銀行合併
みずほ銀行統合
マイナンバー
ゆうちょ銀行
特許システム

など2000年以降、国家的な大型案件が続きました。
殆どの案件は「システムインテグレーター(Sier)」という企業が元請けで受注しています。

システムインテグレーター(Sier)は、受けた案件のプロジェクトマネージャを自社のエンジニアに任せ、設計、構築、試験などの人員を下請け企業から調達します。
下請け企業は、自社の人員で足りないところをさらに下請けベンダー企業から人員をあつめ、その下請けベンダー企業は、別の・・・

そうです。

多重下請け構造でシステムが、構築されてきたのです。
これらの大型案件は、トラブルを抱えているところが多く、失敗例も多々あります。
失敗の理由は簡単です。
人月の単価が安ければ、優秀な人材が集まらないからです。

こうして、建築業のゼネコンのような、システムインテグレーター(Sier)を頂点とするピラミッド型のプロジェクトが成立するのです。

案件が多い時は、業界全体が潤う仕掛けですが、案件が減るとどうなるのでしょうか?

人月ビジネスの終焉

現在、企業の多くが、コスト削減のため、EPRという総合パッケージで業務を行うことを進めています。
自社オリジナルの業務システムは、高額な費用がかかるため、
「業務にシステムを合わせる」
のではなく
「人をEPRというパッケージに合わせる」
ことをはじめました。

さらにAIとクラウドがEPRとセットになることで、データセンターなどに自社サーバーを置くこともなくなり、業務の多くは、AIが変わりに実施するとこでさらなる人件費を削ることを考えています。

そうなるとシステムインテグレーター(SIer)に任せてきた、システム構築の案件はなくなり、保守要因の派遣もなくなります。
そうなるとシステムインテグレーター(SIer)は、
「下請けベンダーを切る」
行為に出ると予想します。

自社のエンジニアを再教育して自社内でシステム構築して生き残りを模索することでしょう。
すでに、AIの社内教育をはじめているシステムインテグレーター(SIer)が多くなってきたという話も聞きます。

はっきり言います。
人月商売の崩壊は、思ったより近いかも知れません。

下請けベンダー企業

人月商売は知識集約型産業でも先端産業でもなく、人海戦術に頼った単なる労働集約型産業です。
つまり「イキのいい若者」が好まれるのです。
となると、年寄りのエンジニアは、「用済み」とされる可能性が高くなります。

そして、もっと恐ろしいのは、システムインテグレーター(SIer)のもと、人月で計算で利益を得てきた下請ベンダー企業は、下請けを切られた瞬間から収益がなくなります。
社員もかかえるのも厳しくなり、やがて解散へと繋がる可能性が高いでしょう。

若いエンジニアならば、まだ、なんとかなりますが、30代後半からのエンジニアは、IT業界で職を失う可能性も出てくるでしょう。

人月のエンジニアから脱出しよう

2025年には人工知能(AI)など先端ITやセキュリティに関わる技術者が40万人不足する。
という数字があります。
政府の発表ですから当てにはなりませんが、この40万人には、人月単価のエンジニアをやっている限り、入ることはできません。
なぜなら、スキルがないからです。

あなたが、もし、人月単価の仕事をしているとしたら、すぐに脱出して別の会社に移ることをオススメします。

そうです。
IT業界の人手不足状態の今なら仕事を選ぶことができるのです。
人月エンジニアから脱するチャンスなのです。

そのためにも、複数のエージェントに登録して自分に合っている企業を探しましょう。
そこで新たなスキルと人脈を取得するのです。

この「IT業界の人手不足状態」は、長く続かないかも知れません。AIの急激な発達でIT業界の仕事も減る可能性も十分あります。

だからこそ、今がチャンスなのです。

まとめ

ITエンジニアとして、「今のままでいい」と安住を選んできた人たちが、悲惨な状況になるのを自分は見てきました。
所属していた企業がリストラを行ったり、グループ会社を手放したり、みなさん苦労をしています。
あの優良企業といわれていたNECも厳しくなりました。
銀行だって数万人のリストラをする時代です。
いつ、「明日から仕事がない」と言われるかも知れない時代へと入ってきました。

企業は、自分を必要と思って買ってくれているわけで、要らなくなったら捨てます。
そこをしっかり考えた上でどうすれば、この業界でメシを食っていけるか考えてみましょう。

そして
「ITエンジニアは、最終的に、個人スキルでおカネをもらっている」
ということを頭において行動しましょう。

幸運を祈ります。

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