日本のIT屋に一言

ユーザーのワガママには付き合うな!

更新日:


自分は、システム業界で33年間仕事をしています。
そのうち28年間が、ベンダー側、最近の5年間はユーザー側で仕事をしています。

ユーザー側になってわかること
ユーザー側のあまりにも酷いベンダーの扱いであった。

今回の「日本のIT屋にひとこと」は、「ユーザーのワガママには付き合うな!」と題して
無理難題を押し付けてくる「ユーザーの対処」について考えてみました。

ここに出てくる問題点を出したのは、覆面した人からの声と聞いてください。

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高額な見積もり

システム担当者が誰もいない状態だったのですが、システム側の見積もりをみて疑問を持ちました。
工数に対してあまりにも上乗せし過ぎで中には、ドキュメントペーパー数枚で5営業日とかになっていた。

社内では、システムに明るい人が誰もいなかったので「言い値」でやっていたらしい痕跡あり。

高額な見積もりの理由が明らかに

  • 作成するサービスの企画者が曖昧すぎる。
  • 開発会社に対して「ふゎっ」としかサービスの仕様がだせていない。
  • 具体的なサービス説明ができていないため、開発会社が作成したものに仕様変更をかけ続ける。
  • なかなか発注しないのに先にプロトタイプの作業をさせる。
  • サービス開始日が決まっているのに発注書が遅れている。
  • サービス開始日が決まっているのに具体的なサービス内容を告げることができていない。
  • 発注後に追加仕様を際限なく出してくる。
    (サービス仕様が確定していないからだと推定)

開発会社が、高額な見積もりを出していた理由がわかりました。
自分が営業担当だったら、こんな会社とは付き合わない。
(さようなら)
です。

なぜ、仕様が決まらないのか?

  • 自分で「こういうサービスをオープンしたい」という意識が低すぎ。
    理由としては、上から言われたから新サービスを立ち上げるという意識が根付いているためと推測される。
  • 自分の頭のなかで新サービスについてのイメージができていない。
  • 他のサービスを真似ることでオリジナリティがない。
  • サービスデザインが古すぎる。

これでは、決まりませんね。

上層部が原因のひとつ

  • ネットサービスの感覚が古すぎる。ガラ携の時代を引きずり過ぎ。
  • サービスの王道は、いいのですが、ライバルサービスとの差がみられない。
  • 基本ITを理解していないため、保守費用がかかることが理解できない。
  • 月額徴収に異様にこだわる。
  • 簡単にサービスができるものと思っている。
  • 予算を削ることばかりで予算に合わせるため機能を削る。

結果:凡庸なものしかできない。

運営に問題あり

  • すぐに結果を求めすぎるため、凡庸なものしかできない。
  • サービスが稼働したら ほったらかし、機能アップをしない。
    何もしなくてもおカネを稼いでくれると思っている。
  • 他のサービスの動向を調査していない

サービスは、常に変えていかないと一度見たら
「二度とこない」

障害を起こした例

あるシステムの発注

  • サービス開始日で大量の問題が発生
  • データ移行で失敗して過去のデータがいくつか欠損した。
  • 納品物に他社の名前が印刷されたものが届いた。
  • 重大な問題を引き起こし、損失が膨らんだため、裁判沙汰に発展
  • 発注側の言い分が通り、和解になるが、事実上 決済ステムは、無料で作業したものと同じになった。

どっちもどっちという気がするが、開発側が顧客をコントロールできないのが敗因

発注側の問題

  • 決済システムを発注したのですが、発注がなかなかできない、そのかわりサービス開始日が決定している。
  • 発注する前に「みこみ」で動いているため、やり直しが多い。
  • ギリギリで費用範囲外の仕様を追加
  • サービス開始日に「間に合わない」と言われていたのに「強引にサービス開始」
  • 案の定、バグの多くてまともに動作しない。

原因

  • 値下げ交渉の挙句、発注書が遅れたためスケジュールに無理があった。
  • 開発側から、再三にわたり、延期が申し込まれていたのにユーザー側がサービス開始にこだわった。
  • 発注が遅れているのに仕様だけは追加した。

開発側の問題

  • システムの理解が浅い。
  • 試験が甘いことを指摘したが、費用の問題で試験を省いている。

原因

  • 決済システムのような基幹システムの経験者がいなかった。
  • ユーザー側のコントロールができていないため、ユーザーが暴走してしまった。

結果

  • 裁判沙汰になったが、話し合いの上、和解
  • 事実上、システム費用が無料
  • 中途半端なシステムのため使いづらいまま
  • 裁判沙汰のために保守契約会社を変更したが、バグが出て再び補償問題
  • 再度、保守契約会社が変更となり 今に至る。
  • 問題は、山積しているが、なんとか使えるレベル

どちらが悪いと思いますか?

発注側のワガママをきいてしまったために お互い不幸になっています。

ユーザー側が、ワガママになるのは、ITに対しての理解が浅いからです。
簡単に言ってしまえば、勉強不足
システムにおカネがかかることの意味が理解できていない場合が多いです。
理由として社内にシステムに詳しい人が長い間いなかったため、システム会社に騙されたこともあったそうです。
それが、このようなワガママにつながっているかも知れません。

この場合、ユーザー側のゴリ押しに負けてしまったのが問題です。

ベンダーのプロジェクト管理義務

システムは、安くすればするほど
まともなものはできません
開発会社は、費用以上のことは、絶対にしないししてはいけません。
ワガママには付き合わずに切るべきです。

上記の決済システムの場合、発注を受け取る前でしたら
計画に無理があることがわかった時点で手を引くべきです。

もし、どうしてもやらなければならない場合
契約書を締結する前に条件をたくさん出して一歩も引かないようにしましょう。
未契約なので放棄しても法律上問題が無いのでほったらかしにする。
ユーザー側が脅してきても「未契約状態」なので問題なし、困るのは、ユーザー側です。

ユーザー側が妥協点を出してきても
「開発側の条件を優先」
する。
特に納期に関して譲ってはいけません。

「ベンダーのプロジェクト管理義務」とは、プロジェクトに対して
できるかどうかの判断を下して判断を行い
・追加費用
・納期の延長
などを明確にすべきです。
そして大事なのは、これらをきちんと書面に残してユーザー側にもちかけて
ユーザー側の判断を仰ぐことです。

ここが、もし裁判になったとき証拠となります。

まとめ

発注する側が主人で受注側が下手に出る場合が多いのですが、

ビジネスなので対等な関係です。

それを見下してくるようなユーザーでしたら、
遠慮なく 見放しましょう。

他に仕事はいくらでもあります。
儲かる仕事を優先して、面倒な企業とは、「よほど条件がよくない限り」遠ざけましょう。

今、契約中でしたら、次の契約時に
「高い見積もりを出して断らせましょう」
契約時のキャスティングボードは、開発会社側が持つべきです。

無理な仕事をして 大切な社員を失わないよう
ユーザーとの付き合いは、よく見極めましょう。

くれぐれも地雷に合わないよう気をつけてください。

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