IT小僧のブラック時事放談

テスラのチリが合わないから やっぱり日本車だ なんてこと言っているから中国企業の下請けに落ちぶれたという話

先日、こんなニュースをみた

「テスラのチリが合っていない」

チリというのは、自動車のパネルの隙間のことである。
数百万円のクルマで こんな品質 なんていっている。

やっぱり日本車だよね

そう日本車は、優秀です。
精密機械のように組み立てられていてよく走るし壊れない。
でも それでシェアを獲得できるのでしょうか?

今回のIT小僧のブラック時事放談は、
テスラのチリが合わないから やっぱり日本車だ なんてこと言っているから中国企業の下請けに落ちぶれたという話
と題して、日本の産業が、中国の下請けになる下がっていることを考えようというお話です。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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部品は汎用駅なものだった。

ドローンで有名な、DJI 実は中国の企業であることはご存知かと思います。
このDJIのドローンは、コストだけではなく性能もブッチギリ

国産のドローンなど 最初から勝負にらない。

おそらく日本企業がおなじものをつくったら、10倍以上の価格になるだろう。

これを単なる労働力のコストと考えている経営者がいるとしたら、数年先にはその企業は消え去るだろう。

DJIのパーツは、多くが、汎用品であったことは報じられた。

中国DJIドローン、汎用部品8割

空中撮影や農薬散布など幅広く活躍するドローン(小型無人機)で、世界シェアの7割を握るとされるのが中国のDJIだ。最新機種を分析したところ、約8割の部品(金額ベース)で汎用品を使い、競合比で約半分という低コストと技術力が競争力の源泉として浮かんだ。

ドローンが登場したとき、日本の多くの技術者は、「おもちゃ扱い」して真面目に取り組まなかったと噂されています。

しかし、いまや そのおもちゃすら手が届きません。

テスラは、バッテリーをソフトウェアで制御していた。

テスラ ご存知かと思いますが、EV(電気自動車)の企業です。
この会社、もともと自動車など製造していなかったのです。

電気自動車で重要なのがバッテリーです。

1,000個のセル(乾電池のようなもの)を搭載したテスラは、自動車企業から嘲笑されていました。

そんな乾電池のようなものを1000個以上積んで まともに走るわけがない。

バッテリーの開発こそが、電気自動車の鍵を握る。

たしかにそうです。日本の電気自動車が、登場が遅れたのは、このバッテリー問題です。
完璧なバッテリー?の開発に時間がかかっていたのです。

そんなことで時間がかかっている間にテスラは、クルマを販売し始めます。
1,000個のセルをソフトウェアで制御すれば問題がない。

実際、テスラはEVで使用しているバッテリー 1,000個のセルをソフトウェアで負荷を分散させて管理してきめ細かい情報収集と制御により 問題を解決

バッテリーを開発している間にテスラは街を走り始めました。

一方日本は、バッテリーの開発に時間がかかり、開発が成功した段階でテスラへのバッテリー提供となってしまいました。

パナソニックは、すでに テスラへのバッテリー供給企業にしかなれませんでした。

一方、自動車会社は、ルノーに吸収された日産はともかく、トヨタは、プリウスという中途半端なもので茶を濁しただけでした。

クルマは、工場を出たら完成品でなければならない。
という日本の工業技術の常識から脱出できなかったのです。

テスラは、自動車という発送からではなく 動くスマートフォンとも言えます。
クルマの中心であるソフトウェアをネットで配信して更新するなんて、日本の自動車関係者には、想像できなかったでしょう。

液晶技術

家電は、すでに日本製がトップブランドではありません。
テレビも国産はほぼ消滅、液晶技術もすでに海外のものとなっています。

3Dテレビとか、亀山品質なんてやっている間に有機ELで韓国のサムスン、LGに持っていかれてしまい、台湾、中国が猛烈な勢いで追っている。

日本のシャープは、すでに台湾メーカーに買収されてしまい。
ジャパンディスプレイは、倒産寸前のところを税金投入で息をしている状況です。

掃除機

掃除機は、日本の家電業界でハイテクなテクノロジーが使われてきました。
高度なセンサー搭載でゴミをキャッチ

なんてやっている間に吸引力という掃除機の基本を突き詰めたダイソンにやられてしましました。
さらに、勝手にお掃除するルンバが登場、勝手に掃除して終わったら充電スポットの戻る。

日本では、AIBOというロボットが、10年以上前に登場して 掃除はしないけど充電スポットに戻ることができていたのにルンバをつくりあげることができなかった。

日本の技術は世界一

そう、世界一かも知れません。
しかし、その技術は、完成品を生み出すことが美徳とされ、中途半端で販売するなんて常識外だったでしょう。

欧米、そして中国では、とにかくアイデアを作り上げ、ブラッシュアップを続け、ある程度のところで販売を開始する。
問題が生じたら都度修正を行うことで製品価値を上げていきます。

一方日本では、最初から完成品で完璧を目指します。
テスラもルンバもDJIも完璧なものではない状態でしたが、気がついたらシェアを圧倒していたわけです。

iPhoneだって最初は、ダメダメでした。
それを笑っていた日本の携帯電話メーカーは、ソニー以外は壊滅しました。

そのソニーもシェアを落として復活の途中です。

こわれることを前提に設計された技術

クラウドは、ほぼ勝負が決してしまいました。
AWS(Amazon)、Azure(Microsoft)、Google この3強で勝負ありでしょう。
日本のクラウド(正確にはデータセンター)は、おもてなし なんて馬鹿なことをいっている状況です。

そんな日本のクラウドは、事故を起こすと復旧に時間がかかります。
九州電力の事故は、数ヶ月たっても完全復旧できませんでした。

AWS(Amazon)、Azure(Microsoft)、Googleのクラウドは、ハードウェアが壊れることを前提として設計されています。ハードウェアが壊れても問題なく運用できるようにシステム構築されているのです。

データは、どこかにあって、やばそうになったら またどこかに移動して安定とデータ保護をする。

なんてことが行われています。

一方、日本のクラウドの多くは、高価なサーバを並べて壊れないことを前提に設計されています。
そのため、壊れると大事になり、復旧に時間がかかるのです。

まとめ

日本の技術は世界一、クルマも優秀で品質最高 そうして自動車産業は、トップクラスまで登ってゆきました。

しかし、それ以外の産業は、ことごとく競争に負けてしまい、今の日本は、中国などの海外産業への部品供給元として成り立っています。

自国でものをつくることができなくなりました。
「人件費がぁ」 なんて言っていますが、本当にそうでしょうか?

オリジナルなものができれば、どんなに高価でも買ってくれるのです。

完璧を追求しがちな日本 それは正しいのですが、そろそろ考えを変える時期かと思います。

iPhoneを笑っていた人たちは、どうしているんでしょうか?
彼らに今の状況を聞いてみたいものです。

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あとがき

こういう状況になったのは、IT小僧も含めて 一定の年齢の技術屋の責任もあると思います。
海外に出られるチャンスを潰してきたことを自分も含めて失敗かなと思っています。

これからのエンジニアは、積極的に海外に出て現状とノウハウを学ぶ姿勢が重要だと思います。

そのためにも 今、コロア禍で海外に出る準備をしてほしいと思います。

英語は、エンジニアとして最低限必要な技能だと思います。

 

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