IT小僧の時事放談

App Tracking Transparency(ATT)ってなんだろう? 広告トラッキング問題

図解入門ビジネス 最新ネット広告の基本と仕組みがすべてわかる本

ネットを使っていて「広告うぜぇ」と思っている人多いと思います。
今見ているIT小僧の時事放談というブログも広告が掲載されています。

広告=悪
と思っている人もいると思いますが、
広告=悪=排除
となると 世界じゅうの多くのサービスはクローズ若しくは、有料化となるでしょう。

今回のIT小僧の時事放談
App Tracking Transparency(ATT)ってなんだろう? 広告トラッキング問題
と題して Appleがはじめた App Tracking Transparency(ATT)というアプリに搭載された仕組みについて考えてみよう。

小難しい話をできるだけわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

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トラッキングとは?

トラッキング と言われてもピンと来ない人が多いと思いますが、

特定の情報収集を目的に、ユーザーの行動を追跡すること

Googleの説明ページには、このように記載されています。

コンバージョン トラッキングは、広告に対するアクション後のユーザーの行動(商品の購入、ニュースレターの配信登録、電話問い合わせ、アプリのダウンロードなどを行ったかどうか)を把握できる無料のツールです。広告主様があらかじめ定義した価値行動をユーザーが行ったとき、そのユーザー行動をコンバージョンと呼びます。

https://support.google.com/google-ads/answer/1722022?hl=ja

テレビの広告と違ってネットの広告は、使用している人の行動を細かく分析できるところが大きく違います。
こう言われると「やばい」と思われるかも知れませんが、商品を探して記事を見ていたり、購入目的を持ってネットで検索している場合は、便利でるという一面もあります。

自分が興味がある分野だったならば、広告=コンテンツという可能性もあります。

でも、いろいろなサイトを見ているのになぜか「同じ広告が追っかけてくるように表示」されることもあるのも事実
これって 怖くない? と思う人もいると思います。

そこでAppleは、アプリに対してApp Tracking Transparency(ATT)という仕組みを導入しはじめました。

App Tracking Transparency(ATT)

Appleは、iOS 14.5から アプリをインストールした場合やアップデートしたときなどに このようなメッセージが表示された経験があると思います、


これがApp Tracking Transparency(ATT)に対応したアプリで表示される画面です。

Appleの公式ページによると

App が他社の App や Web サイトを横断してお客様の行動を追跡 (トラッキング) する場合、事前にお客様ご本人の許可を得ることが義務付けられます。

https://support.apple.com/ja-jp/HT212025

と記載されている。

現在、この仕様を組み込まないアプリは、AppStoreに新たに登録できないようになっていますので今後、このような画面を見ることが多くなると思います。

誤解しないでほしいのは、Appにトラッキンしないように要求のボタンを押しても広告は表示されるということです。

この画面で許可するかしないかでアプリで表示される広告が変わります。

許可した場合は、ユーザーの興味に合った広告が流れやすくなり、APPにトラッキンしないように要求した場合、あなたの興味に関係なく「カードローン:や「ゲーム」など 最大公約数的な広告ばかり表示されることになるでしょう。

アプリを使うあなたからみたApp Tracking Transparency(ATT)というのは、このようなものです。

詳しくは、App がアクティビティを追跡してもよいか確認してくる場合(Apple)のページを見てください。
https://support.apple.com/ja-jp/HT212025

少なくても、ユーザーにアプリにおいて、「App や Web サイトを横断してお客様の行動を追跡」と言われてしまったら多くの人は、許可のボタンを推すことは少ないと予想されます。

また、設定は、「プライバシー」設定で後から変更することができます。

広告側

アプリを使うあなたにとっては、広告の表示傾向が変わる程度で「行動を追跡されない」という言葉で安心とおもうけれど
広告を発信する側としては、かなり大きな問題となります。

テレビの広告は、不特定多数に向けて流れています。
時間帯、番組内容程度で広告が決定される場合が多いのですが、その範囲は曖昧なことが多い。

しかし、ネットの広告は、あなたの行動が、ある程度取得できるため あなたに興味がありそうな広告を表示するという方法ができます。
つまり、年齢、性別、どのサイトを検索したとか、表示したとか、その他多くの情報をもとに広告が自動的に選択されているわけです。

これは、広告主にとっては、非常に重要で ターゲットを絞ることで より商品を見てもらえる可能性が大きくなるわけです。

例えば、IT小僧は、ポケットWi-Fiルータを検討しているため、検索でUQモバイルとかNUROモバイルとか嫌悪します。
その次に、このページ(https://ityarou.com)を見るとポケットWi-Fiルータの広告が表示されます。

広告側?として見れば、興味のある(と思われる)広告を展開できるため 効率がよいわけです。

個人情報

企業のマーケティング担当者たちはユーザーのデヴァイスにIDを割り当て、さまざまなプラットフォームにおけるユーザーのネットやアプリでの行動を監視する。そして性別や年齢といったデモグラフィック、購買行動、生活における出来事などからなるユーザープロフィールを生成する。

すでにアップルは自社のブラウザー「Safari」において、広告トラッキングを妨害するという強硬な立場を打ち出している。今回のiOSのアップデートにより、その決戦の場をモバイル端末へと移した格好だ。

WIREDより

iPhone(iOS)の広告トラッキングを判別するものをIDFA (Identifier for Advertisers)と言います。
IDFAは、ランダムで作成された番号でこれまでは、このIDFAを使ってトラッキングをしています。

このIDFAを事実上無効化してしまうのが、App Tracking Transparency(ATT)という仕組みです。

広告ウゼぇ

さて、ここでよく考えてほしい。

ネットでの広告は、無料でサービスを提供している所によって生命線です。
Twitter、Facebook、Instagram、TokTok、YouTube、IT小僧のような個人のブログも広告が表示されます。
それは、 広告州によって無料で使えるろいうことを心のどこかに覚えておいてほしい。

ただでは、誰もネットサービスなどやりません。
企業ならば利益を追求するし、IT小僧のような個人のブログならば、ブログの運営費を賄うためにの広告収入は、重要なものになります。

もし、広告が駆逐されたり、トラッキングを使った効率的な広告ができなければ、無料のサービスはなくなるでしょう。
SNSが無料で使えるのは、すべて 広告収入があるからです。

テレビだってNHKは、受信料を払いますが、民法では、CMつまり、広告が流れているわけです。
CMが、ウザいと言って もしCMがなくなってしまったら、そのテレビ番組を見るために カネを支払うことが必要になるのです。

ネットサービスの広告業界の悲鳴?

App Tracking Transparency(ATT)で追跡を拒否した場合、広告は、テレビのCMと同じようになります。
つまり、不特定多数な広告となるわけです。

では、なぜAppleは、このような方法を行ったのでしょうか?

ここからは、IT小僧の個人的見解です。

  1. 世界的プライバシーポリシーの流れ
  2. 個人情報保護をウリにしている。
  3. アプリを広告収益モデルではなく、有料化して収益を上げたい。
  4. 自社のデバイスで広告の主導権を取りたい。

世界的なプライバシーが、GDPR対応もあるのでますます厳しくなってゆくことになるでしょう。

個人情報をネットサービス企業は、取りすぎていた
とも言えるでしょう。当然、規制されるのが、世界の流れで、Cookieと呼ばれるものも数年後に消えるかも知れません。

Apple社の売上の多くはiPhoneです。
音楽(Apple Music)も動画(Apple TV+)も書籍(Apple Books)も支払い(Apple PAy)という自社サービスを使ってもらいたいわけです。

ですから、囲い込みが強く(ひどく?)「未だにKindleもアプリから買えない」「Netflixもアプリから契約すると15%上乗せ」という仕組みになっています。

つまり、Appleとしては、広告収益がビジネスモデルの中心ではないのです。

ですから、広告に縛りを設けてもあまり関係ない とも言えるでしょう。

まとめ

IT小僧は、App Tracking Transparency(ATT)を使ったアプリをつい最近リリースしました、(仕事です)
自分で組んでいてもなんですが、「ほとんどの人は許可品だろうな」と感じています。

現在、Appleのやり方に対してFacebookは、対立しています。
今後、ネット広告が縮小することになれば、無料で使える多くのサービスが消えるか、有料化されることでしょう。

すでに有料化(サブスクリプション)のサービスが増えてきました。

その一方、IT小僧ののような弱小 個人ブロガーにとって運営費として広告が生命線になっています。
広告からの収入がなければ閉鎖となるでしょう。

今後、インターネットの広告がどのようになってゆくのか? 注目しなければなりません。

 

 

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